指原莉乃、検察庁法改正案で悪意ある発言…他人を貶め自分を上げる“小狡いやり口”
#指原莉乃
今国会で見送られた検察庁法改正案には多くの芸能人らがツイッターで反対の声を上げたが、こうした抗議ツイートへの不参加の理由を明かしたタレントの指原莉乃には、賛否の声が相次いでいる。
「日本国民である以上、政府のやり方に疑問や不満があれば、芸能人であろうが誰であろうが、声を上げる権利があります。芸能人が政治的発言をすべきでない、という批判は的外れです。ただ、自分のファンだけでなく、広く世の中に対して物申すわけですから、発言内容に賛否両論があるのは当然。要は、それと向き合う覚悟があるかどうかです。また、一方で政治的な立場を表明しないからといって、意識が低いなどと非難される謂われもありません」(週刊誌記者)
指原は17日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)で、抗議ツイートに参加しなかった理由について、「正直、この件に関しては勉強ができておらず、そこまでの信念がなかったのでつぶやけなかった」と語った。また、「知っている人が広めてくれて、勉強をする、関心を持つという点に関してはよかったと思う」と、私見を述べた。
「詳しくない分野に対して慎重になるのは、謙虚でクレバーな姿勢だと評価する声もあります。確かにそれはそうなのですが、そもそも指原のようなバラエティ番組が主戦場のタレントは政治的な問題に限らず、世論を二分するようなセンシティブな話題に対して立場を表明することはタブーなんです。歌や演技といった専門スキルのない指原の人気を支えているのは好感度だけ。どちらか一方の意見に肩入れすれば、反対側の立場の人たちからの支持を失いかねませんからね」(同)
だから、検察庁法改正案に抗議を表明するでもなく、かといって抗議しないのは決して賛成というわけではなく、勉強不足だから信念が持てなかったというのは、実は何か言っているようで何も言っていない。
「バラエティタレントとしては、100点満点の回答です。ただし謙虚さを装い、腰が引けている印象は否めません。他のアイドルが言えないようなことでも、ズバズバ物を言うのが指原の持ち味なので、こうした消極的なスタンスだけではタレントイメージが損なわれる恐れがあります。そこで指原が行ったのは、芸能人の抗議ツイートにネガティブな印象を持たせ、参加しなかった自分が世間の目にポジティブに映るよう仕向けること。そのやり口が小狡いんです」(同)
指原は同番組の中で、抗議ツイートをした芸能人について「みんながみんな勉強していないとは全く思わない」と言いながら、「もしかしたら、たった1人が言っていることを信じて書いている人もいるんじゃないのかな」と、暗に多くの芸能人が不勉強で付和雷同であることをほのめかす。さらに“デマ半分”とされた改正案の相関図を話題にして、「相関図がツイッターで拡散されたことで、芸能人による抗議の動きが大きくなった。本当に信じていいのか」などと語り、改正案に対する抗議が偏った意見であるという印象を与えようとする
「発言のそこかしこにネガティブなワードをちりばめ、抗議ツイートに参加した芸能人に対して、不参加の自分がマウントを取ろうとしているわけです。要は印象操作ですね。また、指原は今回の一連の抗議ツイートの動きが特定の組織や団体によるものであることも匂わせています」(同)
番組MCの東野幸治に「ツイッターとかで指原さんも、ハッシュタグお願いしますみたいなん来るんですか?」と問われた指原は、「来てました。『どう思うんですか?』って」と即答。この発言を受けて、「#検察庁法改正案に抗議します」のハッシュタグをツイートして欲しいと、特定の団体から指原に依頼があったとする情報がまとめサイトなどで拡散された。もちろん指原は「特定の団体」とは一言も語っておらず、これは明らかにミスリードである。
「今回の芸能人による抗議ツイートのように、これだけムーブメントが大きくなってしまうと、反安倍政権を標榜するような団体が便乗することはあるかもしれませんが、特定の団体が主導してツイートを広めたとは考えにくい。指原に来たというツイート依頼も、恐らく芸能人仲間やファンなどによるものでしょう。しかし、指原はどういう筋からの依頼だったかには一切触れずにただ『来てました』とだけ、あえてミスリードを誘うような言い方をするわけです。こうなってくると、多くの人たちが芸能人による抗議ツイートに胡散臭さを覚え、参加しなかった指原はエラい、となりますよね」(同)
AKB48の中でもさして美形でもなく、ましてやスキャンダルまで起こした指原がAKB総選挙で3連覇を達成するほどの人気を勝ち得たのは、バラエティ番組などにおける当意即妙の受け答えや場と空気を読む力に長けるという、アイドルらしからぬ能力のおかげ。しかし、今回の立ち居振舞いから透けて見えるのは、ただの保身である。
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