松本人志の100万円融資で、吉本ファイナンスの“あこぎな商売”が浮き彫りに
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新型コロナウイルスの感染拡大を受けての緊急事態宣言の発出により、未曾有の危機的状況に陥っている芸能界。なかでも深刻な被害に遭っているのが、お笑い芸人たちだという。
「番組の収録やイベント開催が中止や延期となりテレビに出ているような高収入の売れっ子芸人もそれなりのダメージを被っていますが、もっと深刻なのが劇場公演や営業を中心に活動している中堅、若手芸人です。どちらもストップしているうえ、本業だけでは生活できない若手に至っては、飲食店などが営業自粛していることもあり、副業のアルバイトすらままならない状況ですからね」(民放キー局情報番組スタッフ)
そうした中、後輩芸人たちの窮地を救うべく、ダウンタウンの松本人志が自腹で芸人1人上限100万円を無利子無担保、返済期間5年で貸し付けるプランを示して話題となった。
「松本さんは表向き“貸し付ける”という形にしていますが、実際のところは条件を見ても察しがつくように、返済が厳しい後輩に対して無理に回収する気はないのでしょう。貸すうえでの条件として掲げている『おもろいやつ』というのも、それ自体がギャグみたいなもので、けっして後輩芸人たちを委縮させるつもりはないと思います」(同番組スタッフ)
後輩芸人たちにしてみれば松本のプランは何とも心強い救済策となっており、松本の求心力やカリスマ性は高まる一方だが、その半面、吉本芸人たちの会社に対する忠誠心は下がりっぱなしだとか。
「一部の芸人が、会社が自粛期間中に劇場の出番が予定されていた芸人に対してギャラの半額を補てんするという話をあたかも美談のように語っていますが、もともと劇場のギャラはかなり低く設定されていますからね。そんなことよりも、こういう時こそ松本さん個人ではなく、吉本ファイナンスが救済措置を図るのがあるべき姿だと思いますけどね」(放送作家)
「吉本ファイナンス」といえば、吉本興業の子会社が経営する吉本芸人向けの金融機関として知られているが……。
「吉本ファイナンスは、浮き沈みの激しい不安定な職業上、なかなか普通の金融機関だと審査が下りない芸人に対して金を貸すという名目で作られた会社。実際は芸人たちがネタにしているほど高金利というわけではありません。ただ、貸し出す対象が所属芸人ということで元金や金利を給料から天引きすることが可能という意味では、かなり“あこぎな商売”とも言え、実際に会社はかなりの利益を出しているようです。そんな会社ですから、『普段芸人たちを利用して潤っている会社なんだからこういう時こそ“顧客”を救え!』という思いを芸人たちが抱いたとしても不思議ではないでしょう」(同放送作家)
“松本ファイナンス”に続いて、“吉本ファイナンス”が男気を見せる日は来るのか!?
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