珍映像だらけの『天然素材NHK』が大反響、パンツ一丁で股を広げる中年男性も
#NHK
不要不出の外出や“3密”の回避のため、テレビ業界もリモートワークを余儀なくされる中、豊富なアーカイブを持つNHKが秘蔵映像を紹介する番組を放送。あまりにぶっ飛んだ内容に、再放送や第2弾を期待する声が相次いでいる。
話題になっているのは、5月16日に放送された『天然素材NHK』という番組だ。NHKの番組紹介ページでは、「NHKアーカイブスが鎖を解き放ち、とっておきの映像素材を一挙お蔵出し!」との説明が記されたこの番組。NHKだけにヌルい面白映像が流されるかと思いきや、その内容は完全に“本気”だった。番組を偶然視聴した40代男性はいう。
「テレビをつけっぱなしにしていたら、パンツ一丁で股を広げる中年男性が画面に映っており、何かと思えば90年代にNHKで放送された趣味講座のヨガ番組の映像でした。その後も、自身の健康法を語る番組で、映画監督の鈴木清順がプカプカとタバコを吸うわ、教育番組で“子供のオナニーを目撃してしまったら”というテーマで出演者が語り合うわ、やなせたかしがインタビュー中に『アンパンマンのマーチ』を歌い出すわ、討論番組の『真剣10代でしゃべり場』で、立川談志が討論中に居眠りするわ……とにかく番組終了までまったく目が離せませんでした」(40代男性)
番組にはこれ以外にも、霊媒師による交霊実験、オピニオン番組『視点・論点』で“ぼっちクリスマス”について論じるロックバンド「怒髪天」の増子直純、象を水浴びさせるために海に連れていき、溺れる飼育員のニュース映像など、掛け値なしの珍映像が登場。
ネットには、「家族で大笑いした」「NHKってこんなに面白かったのか」「もし再放送があるなら、多くの人に観てもらいたい」と絶賛の声があがり、「来週もやってくれ」「次回を楽しみにしています」「レギュラー化をお願いしたい」というラブコールが殺到しているのだ。テレビ関係者はいう。
「番組では1950年代の映像もありましたが、当時の映像を保存する苦労は並大抵ではありません。ビデオテープは、長期間放置しているとテープがくっついてしまって、修復には大変な手間と費用が掛かるんですよ。NHKはGWにも、廃線になった鉄道の映像を集めた特別番組を放送していましたが、民放なら5分も10分も引っ張るようなお宝映像を、次々と気前良く放送していました。ああいうことをやられてしまうと、民放は正直お手上げです」
コロナ禍という非常事態だからこそ、“実力の差”が露わになったということか。受信料で成り立つ“みなさまのNHK”だけに、視聴者がこれだけ望むのであれば、『天然素材NHK』の第2弾は、やる“義務”がありそうだ。
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