やっぱり一発屋? 「ぺこぱ」の危うい快進撃
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事務所のマネージメント力不足
また気になるのは、彼らの身の丈に合っていない番組も引き受けてしまう、所属事務所のマネージメント能力のなさだ。
5月5日放送の『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)では、松陰寺が連続ドッキリを仕掛けられてもポジティブなフレーズで返せるのかという検証企画が行われた。だが、あのフレーズは漫才のために練られたもので、アドリブでの対応が難しいことは目に見えている。案の定、バズーカ砲によってパイを大量噴射させられ、体じゅうパイまみれになった際、「模様は悪くないだろう」と言って“不発”していた。
また、200リットルの熱湯が降りかかった時は「温泉に入りたい僕にはちょうどいい熱さだ」と、これまた平凡な返し。結局、急きょシュウペイのドッキリに切り替わるという異常事態が発生した。
また、4月18日放送の『モノシリーのとっておき~最強ビックリ映像祭2時間SP~』(フジテレビ系)では、彼らが、海外から届いた面白映像を巻き戻し、その理由を紹介するコーナー「ビックリ映像なんでこうなった!? 時を戻そう」がオンエアされた。
例えば、数人の警察官が何やら盛り上がっている映像。これを見たシュウペイが「きっと寝起きドッキリが成功したんでしょうねー!」とボケる。すると松陰寺は「いや屈強な男の寝起きドッキリが見てみたいという人(なんているのか)?……そうだろう。兵士たる者。どんな時も気を抜けないんだ。時を戻そう」と、ツッコミを入れた。
おそらくこの映像に対する会話は彼ら自身が考えたものではなく、放送作家による台本だろう。彼らの「構文」に十分になっていないため、笑いどころが難しく、スタジオで見ていたアンタチッチャブル山崎弘也も「どういうことだよ」と困惑していたほどである。ちなみに正解は、訓練で新人が手りゅう弾を投げて足元で誤爆したことに、ほかの警察官たちが狂喜している様子であった。
いずれにしても、過剰な露出が彼らの芸人生命を縮めているということだ。それを考えたとき、彼らが所属しているのが、小島よしおやダンディ坂野やスギちゃんなどを擁するサンミュージックプロダクションであることに大いに納得してしまう。事務所のせいだ!……では済まされない問題だ。これからの奮起を祈るばかりである。
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