『家、ついて行ってイイですか?』が3度声をかけたベリーダンサーと、デジャブばりに繰り返される同じくだり
#家、ついて行ってイイですか?
「ギャラを決めて踊りたい」発言の伏線が回収される
この1年4カ月前、2018年11月に、番組スタッフがある女性に声をかけていた。なんと、例のベリーダンサーの彼女だ。3月に声をかけられたときは、そんなことおくびにも出さなかったのに……。もちろん、18年に声をかけたスタッフは、3月の担当Dとは別の男性Dである。やはり自宅訪問を快諾してくれた女性に、スタッフは質問する。
スタッフ「ベリーダンス歴は?」
女性「20年ですね」
スタッフ「失礼ですけど、ご年齢は?」
女性「年齢は16歳だから」
スタッフ「永遠の16歳? ベリーダンスを始めたきっかけは?」
女性「府中の桜まつりで初めておなか出して踊るダンサーを見て、こんな踊りがあっていいのかって衝撃を受けて」
いつ聞いても、年は明かしたくないらしい。そして、ダンスを始めたきっかけは、やはり桜まつりだった。
女性の自宅に足を踏み入れたら、はっきり言って汚い。散らかり放題だし、台所の大部分は布をかぶせて何かを隠している。
女性「男性入れたの初めて。Don’t touch me」
立て掛けてある2枚の姿見は、なぜか両方ともバキバキに割れていた。彼女いわく、倒れて割れてしまったそうだ。冷蔵庫の中を拝見すると、なぜかお皿が入っている。
女性「前は財布入れてました。冷暗所だとお金が育つって言わない? 風水で、お財布は暗くて静かなところが好きって」
風水を信じる前に、まずは掃除をしてほしい。冷蔵庫の中には変な黒い液体がこびりついていたし、鏡は割れているし、いろいろと異常事態だ。そんな彼女の得意料理はカレーライスとのこと。「一緒に食べますか?」という女性の提案に乗り、スタッフは手作りカレーをいただくことに。
女性「男の人が来たら、ちょっと出したりとか。おいしいって言ってた」
おかしい。さっき、「男性入れたの初めて」って言ってたはずなのに……。そんな彼女の隠し味はレモンである。抗酸化作用があるので、レモン汁をカレーに大量にぶっかける。これを食べたスタッフの感想は……
「レモンの味が強いですね(笑)」
結果、カレーの味をかき消すほどのレモン味になってしまった。でも、それが彼女流だ。
そして、室内で唐突にベリーダンスを踊りだす女性。この日、スタッフはギャランティを請求されることはなかった。でも、ベリーダンスの稼ぎではとても生活できないと彼女はこぼす。いろいろな場所へ出向き、ダンスを見てくれる人をその場で見つけて踊る。それが、彼女の仕事のやり方だ。最後に、こんな思いを口にした。
「男の人は“ベリーダンスなんて、カレー店でタダで見られる”って言う人がいるわけよ。ちゃんと金額決めたいって思うのね」
今年3月、スタッフに「ギャラを決めて踊りたい」と持ちかけた女性の意図が、この発言につながった。なんたる伏線回収か。
スタッフ「ご自身が考える夢は?」
女性「1回ちゃんと公演をやりたいと思ってるんですね。できればミュージシャンもつけたい」
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