大河ドラマ『麒麟がくる』放送中断決定!『いだてん』から不運続きで麒麟がこないまま終了か?
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5月15日、NHKは長谷川博己主演の大河ドラマ『麒麟がくる』と、朝の連続テレビ小説『エール』の放送中断を正式に発表した。新型コロナウイルス感染拡大の影響で撮影が休止したため、『麒麟がくる』は6月7日の第21話、『エール』は6月27日までそれぞれ放送し、以降は総集編や再放送などの代替番組でしのいでいくことになるという。テレビ局関係者の証言。
「大河と朝ドラは民放のドラマに比べて、かなり早くから撮り始めます。民放では『半沢直樹』など、まだ1話も放送できていない4月クールドラマがたくさんありますが、NHKのドラマが6月まで放送できるのは半年以上前から撮影しているおかげ。それでもストックが切れてしまったということは、結構マズイ状況です。というのも、大河と朝ドラはビッグプロジェクトですから、3年4年先まで題材・キャストが決まってしまっている。放送スケジュールを引き伸ばせば数年先まで予定が狂ってしまうし、予定通りの放送期間に収めようとすると、今度は脚本自体を見直す必要が出てくる。NHKは苦渋の選択を迫られるでしょうね」
こうした影響を受け、今秋から放送予定だった杉咲花がヒロインを務める朝ドラ『おちょやん』も撮影見合わせを決定した。
一方で、さらに大変なのは『麒麟がくる』だ。撮影中には、斎藤道三の娘・帰蝶役で起用されていた沢尻エリカが麻薬取締法違反で逮捕され降板。急遽、川口春奈が代役を務めて撮影済みのシーンを撮り直し、放送開始が当初の予定より2週間ズレ込むといったトラブルもあった。さらに、主要キャラクター・菊丸役のナインティナイン・岡村隆史がラジオで失言をし批判にさらされるなど、「呪われた大河」と揶揄する声もある。
「『呪われた大河』は、ひとつ前の『いだてん』から始まっている。同作は、オリンピックをモチーフにした宮藤官九郎脚本の近代史ドラマでしたが、すさまじくトラブル続きだった。まず、主要キャラクターを演じていたピエール瀧が麻薬取締法違反容疑で逮捕され、撮り直しに。さらに主人公・田畑政治役の阿部サダヲが交通事故を起こし、女子バレーボール日本代表監督・大松博文役のチュートリアル・徳井義実は税金の申告漏れが発覚して活動自粛。徳井のシーンをなるべくカットする再編集に追われた。当時は『いだてんの呪い』なんて言われましたが、まさか『麒麟がくる』もこんな目に遭うとは……そろそろNHKのドラマ班はお祓いに行ったほうがいいかも(苦笑)」(前出・テレビ局関係者)
タイトルにある『麒麟』とは、「王が仁のある政治を行う時に必ず現れる聖なる獣」、つまり平和の象徴という意味も込められているというが、『いだてん』の呪いが麒麟の行く手を阻んでいるのだろうか? 1963年から60年近く続く「大河ドラマ」の火を絶やさぬよう、この逆境に負けずどうにか奮闘してほしいものである。
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