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本多圭の「芸能界・今昔・裏・レポート」

中居正広は策士だった!? SMAP再結成「可能性はゼロではない」発言の背景とは?

中居正広

 新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、社会活動の自粛が続き、沈滞ムードが漂う中、SMAPの再結成情報が一人歩きしている。

「SMAP再結成の話は、これまでも何度か噂されてきましたが、ジャニーズ事務所に近い女性週刊誌はその可能性を否定してきました。ところが、ジャニーズから独立した中居正広が、“(可能性は)ゼロではない“と発言したため、熱烈なSMAPファンがその気になって“ぜひ再結成して”と声をあげているんです」(スポーツ紙記者)

 今年3月末にジャニーズ事務所から独立して個人事務所を設立した中居は、退所が明らかになった2月に記者会見を開催。記者からSMAP再結成の可能性を問われ、「1~99%の中にはあると思いますよ。ゼロではないですよ」と答えている。

「あの回答で期待を抱いたファンも少なくないかもしれませんが、中居と木村(拓哉)の関係を考えれば、現実にはあり得ませんよ。2人の関係は、もはや修復不可能ですからね。ファンも、事務所を退所しながらジャニーズと業務提携を結んだ中居のしたたかさに翻弄されないほうがいいでしょう」(大手プロ幹部)

 2016年1月、お茶の間を驚かせたSMAPの解散騒動。きっかけは、当時ジャニーズの“女帝“と呼ばれていたメリー喜多川さん(現・会長)が、事務所の後継者に決めていた娘の藤島ジュリー景子(現・社長)可愛さに、ライバルだったSMAPのチーフマネジャー・飯島三智女史が後継者の座を狙っているのではないかと疑念を抱いたことだった。結果、「週刊文春」(文藝春秋)誌上で、「SMAPを連れて出て行きなさい」と面罵し、彼女を独立に走らせた。

「当初、飯島さんは、やはり5人を連れて独立するつもりだったようです。ところが、メリーさんと昵懇の工藤静香に諌められた木村が、飯島女史を裏切ったため、SMAP独立というクーデターは失敗に終わりました」(前同)

 独立が消え、ジャニーズ事務所内で立場を失った中居、稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾の4人が、当時、副社長だったジュリー景子氏や視聴者に謝罪したのは周知の通り。この謝罪によって、4人と木村の関係は悪化したという。

「一時的には解散を回避したものの、結局解散となり、16年12月26日に放送された『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)がSMAP最後の番組となりました。そのエンデイングでは、メンバーが揃って『世界に一つだけの花』を歌いましたが、4人は収録が終わると早々とスタジオから消え、キムタク一人が残された。裏切り者として晒し者にされたという印象が強く残っています」(テレビ関係者)

 翌年9月、稲垣、草なぎ、香取の3人は、ジャニーズ事務所を退所。飯島女史が設立した事務所『株式会社CULEN』に所属し、「新しい地図」として再出発した。

 他方、中居はジャニーズ事務所に残留。退所後も彼らに合流するどころか、ジャニーズと業務提携という保険をかけた。

「ジャニーズとの業務提携で、中居は3人との関係も悪化しました。キムタクとも相変わらず修復不可能ですし、SMAP再結成はあり得ませんよ」(前出の大手プロ幹部)

 解散騒動から事務所退所まで、中居の動きを見てきた業界関係者らは、処世術に長けている中居が、SMAP再結成について「ゼロではない」と発言してファンをひととき安心させただけ、と見ている。

  やはり、中居は噂通りの「策士」なのか、それとも「ゼロではない」発言には何かプランがあるのか? 今後の中居の動向に注目だ。

本多圭(ジャーナリスト)

芸能取材歴40年以上、タブー知らずのベテランジャーナリスト。主な著書に『 スキャンダルにまみれた芸能界のトンデモない奴ら』など。

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最終更新:2020/05/13 21:00
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