嵐・櫻井翔『news zero』復帰に「いてもいなくても同じ」の声も…政治的発言とアイドルのジレンマ
#ジャニーズ #嵐 #櫻井翔 #news zero #新型コロナウイルス ##検察庁法改正案に抗議します
微熱があったとして、ニュース番組『news zero』(4月27日放送)への出演を取りやめた嵐の櫻井翔。現在は復帰しているが、4日に放送された『櫻井翔×池上彰 教科書で学べない「ニッポンの超難問」』(共に日本テレビ系)では、新型コロナウイルス感染の疑いで仕事を休んでいた間の心境を語った。
櫻井は「軽症の方、無症状の方、疑いがあるという方々も程度の問題にかかわらず、みなさん不安を感じてらっしゃるんだろうなということを痛感した」と語り、ウイルス感染疑いの中で感じた葛藤を吐露した。
ところが、テレビ局の報道部署に所属した経験もあり、現在も局内で勤務するA氏は「櫻井さんが欠席した『news zero』を見ていて思ったのは、『いてもいなくても』大差ないなということでしたね(苦笑)」と語る。
「確かに誠実さと爽やかさ、人気・知名度は申し分ないです。実際、櫻井さん目当てにニュースを見る若いファンの方々も多いのでしょう。あと、スポーツ選手へのインタビューなんかも、相手の心を掴むことに長けているなと思います。ですが、キャスターとして『政治』にまつわる話や、今回の新型コロナウイルスに関して語る際には、少々力不足かなと感じます。彼が政治の話をするとき、言っちゃ悪いですが何も心に届いてこない。
選挙特番にも出演されていますが、無難なところをいきすぎていて、アナウンサーとやってることが変わらないんですよね。若いうちはそれでよかったのかもしれませんが、彼ももう40歳手前ですから、もう少し政府の政策に対して彼自身の考えや、踏み込んだ意見を言ってもいいのかなと感じます」
現在、多くの芸能人がツイッター上で、『#検察庁法改正案に抗議します』というハッシュタグを使い、検察幹部の定年延長を可能にする改正案について抗議の意思を示しているが、これらには賛同と共に批判も多くつきまとう。「芸能人が政治を語る」ことについては、まだタブー感が拭いきれないようだ。
「だからこそ、櫻井さんには『芸能人も政治を語っていい』『政治を勉強していくべきだ』という啓蒙活動をしてほしいですね。もともと賢い方ですし、もう16年もキャスターを務めているそうですから、そろそろ彼の思想的な部分が出てきてもいいのかなと。日本の若者の投票率の低さは、本当に社会問題です。櫻井さんのような影響力がある方こそ、政治についてじゃんじゃん語っていただきたい。まあジャニーズのアイドルという本分がある以上は難しいのかもしれませんが……」(前出・テレビ局スタッフA氏)
性別も年代も、あるいは国籍も関係なく支持を集めてきた「国民的アイドル」である嵐。それはある種、個人的な思想よりも世間の「最大公約数」を優先して活動してきた成果であり、さまざまな考えと思惑が絡みつく「政治」とはそもそも相性がよくないのかもしれない。
アイドルとキャスターを両立させ、さらに政治について踏み込んだ発言をする──櫻井に与えられたハードルは相当に高いが、ぜひとも芸能人と政治のタブーを打ち破り、旗振り役として活躍してほしいものだ。
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