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日刊サイゾー トップ  > 『汚物は消毒です』で学ぶ掃除術
じゃまおくんの「WEB漫クエスト」

ステイホームに役立ちまくるスーパー掃除術マンガ『汚物は消毒です』

汚物は消毒です』(小学館)

「汚物は消毒だー!!」とは、『北斗の拳』の火炎放射器を持ったモヒカン頭の雑魚キャラが村人に襲いかかる時の有名なシーンです。よくよく考えたら、新型コロナウイルスが 猛威を振るっているこのご時世、手洗い、うがい、そして汚物を消毒することはとても大切ですよね。逆に火炎放射器を奪われ、ケンシロウによって無残にも「消毒」されてしまったあのモヒカン頭は、いま思うと、我々にとても大切なメッセージを残していたと言えるかもしれません。

 そんなわけで、今回ご紹介するマンガ『汚物は消毒です』ですが、赤の他人だった女子高生と男子高校生が、親の再婚により、ある日突然、ひとつ屋根の下の姉弟になってしまうお話。しかも、弟の幼なじみや姉の同級生まで絡んできて、さあ大変! という義姉弟ラブコメの定番的設定なのですが、最大の見どころは、姉・清家ましろによる、「おばあちゃんの知恵袋」もしくは『家政夫のミタゾノ』、古くは『伊東家の食卓』レベル のスーパーお掃除テクニックの数々です。そこで今回は、お掃除&除菌マンガとして本作をご紹介します。

(c)田口ケンジ/小学館

 本作のヒロインは16歳の姉、清家ましろ。超がつくほどの潔癖症。もし手を洗わず握手をしようものなら、義理の弟・司であっても、このように氷のような冷たいまなざしを向けられてしまいます。平常時だったら、とーっても面倒くさい女子のような気もしますが、このご時世、潔癖さはむしろ称賛されるべきものですね。

(c)田口ケンジ/小学館

 ましろは潔癖でキレイ好きなだけでなく、掃除に対するこだわりがものすごいのです。あふれんばかりのお掃除豆知識。ちなみにトイレは、ゴム手袋の上に軍手をかぶせて、素手で磨くのがいいらしいですよ! 参考になりますね。

(c)田口ケンジ/小学館

 カーペットにこぼしたコーヒーのシミなどは、拭いてはダメ! ティッシュやふきんを使ってひたすら叩き出すのです。

(c)田口ケンジ/小学館

 そして、掃除をしてキレイになっていくと、当初のキリッとした感じから、だんだんテンションがおかしなキャラになっていきます。無駄にエロを連想させるセリフは、健全なる青少年読者向けの「サンデーうぇぶり」に掲載されている宿命でしょうか。

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