トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed
日刊サイゾー トップ > エンタメ > ドラマ  > ドラマ『M』の笑える学芸会ぶり

エイベックスからも呆れ声!? 浜崎ドラマ『M』エンドロールの笑える”学芸会ぶり”

テレビ朝日公式サイトより

 各局のドラマが撮影も放送もできずに過去作品の再放送を繰り返す中、第3話まで放送ができて一人勝ちとさえ言われている『M 愛すべき人がいて』(テレビ朝日系)。

 第1話の平均視聴率は5.6%、第2話も5.4%とプライム2とも呼ばれる23時台で堅調ではあったが、第3話の放送では4.4%と微減している(全てビデオリサーチ調べ、関東地区)。

 なお第4話は撮影ができておらず、第1話に伊集院光と古市憲寿による副音声をつけたものを再放送する予定だが、視聴率の微減は過激な展開ばかりで中身を伴わない演技や演出にそろそろ視聴者も嫌気が差してきているという向きもある。

 何はともあれ、テレビ朝日も特設サイトなどで仕掛けを作ってSNSでバズらせようと力を入れているが、ドラマでは「A VICTORY」なる名称で舞台となっているエイベックスも本腰を入れていることが、エンドロールから見受けられる。芸能通なら誰もが知っている松浦勝人会長と関係の深い名前が列挙されているからだ。

 まず、企画として名前が挙げられているのがABEMA表記となっているがサイバーエージェントの藤田晋社長。その隣には原作の書籍の版元である幻冬舎の見城徹社長が”スペシャルサンクス”として掲げられている。原作者の名前が乗るのは当たり前として、担当編集でもなく版元の社長の名前がエンドロールに理由もなく載せられることは「普通はない」と在京キー局のドラマプロデューサーは話す。

「これはドラマが見城氏と藤田氏、そして松浦氏が話し合って仕掛けた案件だからに違いありません。原作も見城氏と松浦氏、それに浜崎あゆみの会食で出版が決まったそうですが、スペシャルサンクスなんてなかなかドラマでは見ませんよね。業界にいる人間がみれば“いかにも業界のお仲間”っていうのがわかりやすく、こういった強引な仕掛けも久しぶりにみたなと(笑)」

 見城社長と松浦会長、前述の藤田社長、さらに秋元康氏は一緒に女性誌「DRESS」を手がけて大失敗したことがある面々だ。さらに藤田社長率いるABEMAはドラマの制作も請け負っている。

「テレビ朝日のドラマをABEMAで流すことはあったけど、ABEMAとテレ朝の共同制作は初の試み。赤字が多い中で、お金がかかるドラマ制作にまで手を出したのかは疑問ですがね……」(テレビ業界スタッフ)

 また、キャスト陣も意図が働いているとしか思えない布陣だとテレビ業界では噂されている。

「主演の三浦翔平はバーニング直属。田中みな実はテイクオフなど、テレ朝や幻冬舎と親しいB系事務所のタレントがメインを固めていますからね。こうしたスタッフィング自体が悪いことではないが、問題はその出来の悪さです。実際にSNS上では主演の安斉かれんをはじめ“学芸会”レベルの演技への指摘が相次いでいます。とはいえ、本作は事務所による激推し案件なので、俳優がどうこうとかドラマの作りがどうこう言うものではなくて、かつてやっていたAKB系のファン向けドラマ番組みたいなもので評論するに値しないでしょう」(前出のスタッフ)

 では、こうした状況をエイベックスの社員たちはどう感じているのか?

「『M』はほとんど見られていないんですよね(笑)。見ている社員も少なからずいるみたいですが、世の中と一緒で定点観測的な意味合いかと。社員も最近はテレワークがメインなので、スタッフが“今日のM”みたいなグループチャットを作って放送中、放送後にネタ探しをしているみたいですし」(同)

 どうやらドラマと同様に松浦会長の仲間は社内には少ない模様……。しかし、”お友達”による強引な仕掛けで作り上げるドラマは、いかにも浜崎あゆみが活躍した90年代的と言わざるを得ない。

日刊サイゾー

芸能・政治・社会・カルチャーなど、さまざまな情報を独自の切り口で発信するニュースサイト。

Twitter:@cyzo

サイト:日刊サイゾー

にっかんさいぞー

最終更新:2020/05/10 12:00
ページ上部へ戻る

配給映画