一歩も外に出ずに食べられる! 東京の「クセがすごい」名店再現系カップ麺3選――濃厚豚骨で大豆プロテイン補給、筋トレ民も大満足!?
#ラーメン #カップ麺 #名店再現系 #カップ麺一行3昧
外出自粛でラーメン店を食べ歩くのはなかなか難しい状況が続きますが、そんな時に便利なのがカップ麺です。一度は訪れたい東京の名店を再現した商品のうち、「クセがすごい!」と思わずツッコミたくなる新作カップ麺3杯をご紹介。
電車に乗って、街を歩き、行列に並んで食べることを想像して食べていただけると、より臨場感が楽しめるかもしれません。それではさっそく、エア名店探訪に行ってみましょう。
※前編はコチラ:乱発する「二郎インスパイア系」商品、迷えるジロリアンは”麺”で選べ!? 5000食以上すすったカップ麺ライター激推し3選
シビレのジェットストリームアタック!「蝋燭屋監修 シビレ麻婆まぜそば」230円(税別)
まずは、明星食品から2020年4月27日に発売された「蝋燭屋監修 シビレ麻婆まぜそば」230円(税別)。東京・銀座に本店のある行列のできる人気店、「SHIBIRE-NOODLES 蝋燭屋」の看板メニュー「麻婆麺」をまぜそばにアレンジしたカップ麺です。
内容量:161g(めん130g) エネルギー:719kcal たん白質:10.8g 脂質:31.2g 炭水化物:98.7g 食塩相当量:7.0g ビタミンB1:0.76mg ビタミンB2:0.35mg カルシウム:209mg
店名に「SHIBIRE-NOODLES」と謳っているだけあって、花椒の強烈なシビレが特徴となっています。辛さはせいぜいメラミ程度ですが、シビレはイオナズン級で威力抜群。液体ソースに含まれる麻辣醤と花椒オイル、そしてふりかけに入っている粉の花椒のトリプルパンチで、花椒のジェットストリームアタックを仕掛けてきます。その強さもさることながら、特に花椒オイルの効果によってシビレに持続性があり、食べ終える頃には、舌がヒリヒリで感覚が麻痺してしまうくらいでした。
シビレが最大の特徴で、しょうゆ味が濃くて塩気も強めですが、そんな中で甘みが強いのも印象的。しょうゆもろみに加えて砂糖がたくさん入っているようです。甘みと強いシビレが合わさると、酸っぱくなる材料が入っているわけではないのに、ちょっと酸っぱく感じられました。不思議です。実はイオナズンではなくてメダパニを食らったのかもしれません。
牛骨と辛味のハーモニーが新鮮!「銀座香味徳監修 鳥取ゴールド レッドスパイシー」238円(税別)
続いては、こちらも東京・銀座にある「銀座香味徳」監修の一杯、「鳥取ゴールド レッドスパイシー」238円(税別)。4月20日発売です。鳥取に創業70年以上の歴史を誇る本店を構える「香味徳」の支店ですが、銀座店オリジナルのメニュー「香味徳 赤」を再現しています。
鳥取のご当地ラーメンである牛骨ラーメンを、銀座店が辛味で真っ赤に染めるアレンジを加えた商品で、家にいながらにして銀ブラと鳥取旅行が同時に楽しめてしまうカップ麺と言えるような、言えないような。
内容量:113g(めん65g) エネルギー:358kcal(めん・かやく:251kcal スープ:107kcal) たん白質:8.8g 脂質:11.0g 炭水化物:56.2g 食塩相当量:6.3 g(めん・かやく:1.5g スープ:4.8g) カルシウム:102mg
真っ赤に染まるスープを見るとどうしても激辛に見えてしまいますが、スープの中心は牛骨。韓国料理のコムタンやソルロンタンをイメージするような、しっかりした牛の旨味が感じられる醤油味です。
ラーメンのスープで食べ慣れている豚骨や鶏ガラなどのベースとは明らかに異なる新鮮さがあり、それでいてきちんとおいしいです。なぜもっと牛骨スープがラーメンのスタンダードのひとつにならないのか不思議に感じるレベル。
牛骨スープが主役の一杯ではありますが、真っ赤な液体スープに加えて別添袋に入っている唐辛子や胡椒の入ったスパイスが加わることで、激辛ではないけど“中辛~辛口レベル”の辛さになりました。
そして、この主張しすぎない辛味が、スープで使われている牛や野菜などブイヨン系の甘みをうまく持ち上げ、引き立てていました。牛骨ラーメンを食べたことない方にはぜひ召し上がっていただきたい一杯です。
筋トレ民も納得!? まるで大豆プロテインな「愚直 豚骨ラーメン」220円(税別)
3つめは、東洋水産から2020年4月20日に発売されたカップ麺、「マルちゃん 愚直 豚骨ラーメン」220円(税別)。東京・中板橋の人気ラーメン店「愚直」の味を再現した商品です。看板がないのに行列ができることで話題になったお店で、どろどろの濃厚豚骨スープを特徴としています。
内容量:108g(めん80g) エネルギー:477kcal(めん・かやく:397kcal スープ:80kcal) たん白質:14.7g 脂質:22.1g 炭水化物:54.9g 食塩相当量:6.3 g(めん・かやく:2.3g スープ:4.0g) ビタミンB1:0.38mg ビタミンB2:0.35mg カルシウム:551mg
濃厚豚骨スープに、豚骨ラーメンとしては太めの麺を合わせています。お店の特徴を踏まえたとろみの強いスープが太めの麺とよく絡むことで、味がなじみ、一体感があります。麺をすするたびにスープがごっそり口に入っていくのが実感できるでしょう。
豚骨臭と言われるようなクセのある風味はありませんが、骨感、そして豚骨スープとして良い意味での粉っぽさを感じるスープとなっています。原材料を眺めてみると、「脱脂大豆粉」という記載があり、なるほど今回のスープはちょっと「大豆プロテイン」的な粉っぽさに通じるものがあるのかもしれません。
たしかに、豚骨が濃厚なだけあって、カルシウムもたっぷり(551mg)なこの一杯。さらに、大豆粉によってたんぱく質を多めに含んではいます。……とはいえ、さすがに筋トレするならきちんとプロテインを摂取された方が良いでしょう。
総括!
東京にある人気ラーメン店の強烈な個性がある味を見事に再現した「クセがすごい!」カップ麺を3杯を食べてみました。
最近では、神保町の「みかさ」の塩焼そばや、恵比寿に本店のある「AFURI」のゆず塩らーめんを再現したカップ麺も発売中。外出自粛の影響で、今後、各地の名店再現系カップ麺の需要がより拡大する……なんてことも考えられそうです。まずは、関東中の名店を制覇してみてはいかがでしょうか。
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