『Mステ』が生放送を強行! テレビ局がどうしても“生”にこだわる切実な裏事情
#テレビ朝日 #ミュージックステーション #テレビ局
音楽番組『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)が8日放送分から通常の生放送に戻った。また、7日には『5時に夢中!』(TOKYO MX)が約1か月ぶりに放送を再開。こちらも通常放送を軸にしているが、いずれも「生放送」にこだわった形だ。
『Mステ』はMCを務めるタレントのタモリ、並木万里菜アナウンサーが生出演、歌手はリモート出演の形で登場した。
「緊急事態宣言発出後、4月17日から特別編で放送。過去素材はふんだんにあるので、それらを駆使して何とか体を保っていました。会議も基本的には会議アプリなどで行っており、放送当日までに何度か行われるさまざまなリハーサルがまともにできないのが大きかったようです」(テレビ朝日関係者)
夕方帯の生放送番組『5時に夢中!』も宣言発出直後の4月8日から休止した。
「報道番組を除く生番組が全てストップ。元々、制作スタッフも少ない中で放送しており万が一、罹患者が出た場合は甚大な影響が出るため緊急回避したようだ」(在京テレビ局制作スタッフ)
当初、緊急事態宣言は5月6日限りで終わる予定だったが、全国で5月末日まで延長されている。それでも「生放送」にこだわるのはなぜなのか。
「『Mステ』の場合は、企画ものやVTR制作でやるといっても、ネタが枯渇するのは容易に想像できる。さらに、実はあまり知られていないが、アーティストの二次使用には事務所によってはかなりの使用料が請求される。それに加え、VTRを作るということはそれだけ編集作業も発生しますから、スタッフは仕事をしないといけない。リモート出演での了承が取れれば、そちらの方がスタッフの負担は少なくなるし、本来の放送にも近づくので決断したようだ。『5時に夢中』の場合は局の看板番組ということもあり、一刻も早く通常モードで放送を行い、発信したかったようだ」(同)
局には局側の切実な事情が見え隠れしているのだ。
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