大河ドラマ『麒麟がくる』放送中断報道に「本木雅弘の見せ場は終わったから大丈夫」の声も…
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5月8日に「デイリースポーツ」が報じた、NHK大河ドラマ『麒麟がくる』の放送中断報道。記事によると、新型コロナウイルス感染拡大の影響で撮影が休止しており、6月7日放送の第21話で撮影済みストックが切れるという。予定よりも話数を減らし、なんとか年内終了へ調整するのではないかということだが、テレビ局関係者は「正直もう『麒麟がくる』の見せ場は終わりましたから」と笑う。
「『麒麟がくる』は長谷川博己さんが主演を務めていますが、“裏の主役”は斎藤道三役の本木雅弘さんでした。本木さんは1998年『徳川慶喜』に出演して以来、22年間大河ドラマに出ることはなかった。そんな本木さんを担ぎ出すことが制作サイドの悲願でしたし、放送中もとにかく鬼気迫る道三の芝居の評判がよかった。さらにNHKはドキュメンタリー番組『プロフェッショナル 仕事の流儀』で、半年にもわたり本木に密着取材をする力の入れようでした。そんな本木の大きな見せ場は10日放送の第17話です。NHKとしてはこの回を無事放送できれば御の字なんじゃないですかね」
『麒麟がくる』といえば、斎藤道三の娘・帰蝶役で起用されていた沢尻エリカが撮影中に麻薬取締法違反で逮捕され降板。急遽、川口春奈が代役を務めて撮影済みのシーンを撮り直し、放送開始が当初の予定より2週間ズレ込むといったトラブルもあった。また、つい先日は菊丸役のナインティナイン・岡村隆史がラジオで失言をし、いまだに批判の声が鳴り止まずにいる。
こうして度重なるトラブルに見舞われた『麒麟がくる』だが、一番頭を抱えているのは主演の長谷川博己ではないかと言うのは中堅芸能事務所の幹部だ。
「『大河ドラマ』の主演は丸一年スケジュールを拘束されますから、ほかの仕事がなかなか入れられないんです。V6の岡田准一が『軍師官兵衛』で主演を務めたときは、撮影に時間を取られたためV6がコンサートを開催できなかったこともよく知られた話です。長谷川はこの大河に賭けていたとも聞きますし、予定より早く終了してしまえばスケジュールに空白ができてしまう。しかも見せ場はモックンに持ってかれちゃうし、本当散々ですよね(苦笑)。話数を減らすにせよ、せめて最後に劇中で長谷川の見せ場を作ってほしいところです」
タイトルにある『麒麟』とは、「王が仁のある政治を行う時に必ず現れる聖なる獣」、つまり平和の象徴という意味も込められているという。果たして、アクシデント続きの本作に、聖なる獣はやってくるのだろうか……。
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