『チコちゃんに叱られる!』隙あらばボケようとする唐沢寿明
#岡村隆史 #唐沢寿明 #チコちゃんに叱られる!
5月5日放送『チコちゃんに叱られる!』(NHK)は、NHK連続テレビ小説『エール』とコラボする特別版。題して「チコちゃんに叱られる! 令和になってもう1年! エールといえば大洋ホエールズ あ~筒香はもういないのか…スペシャル~!」だ。チコちゃん……というか、中の人の木村祐一が米メジャーリーグ、タンパベイ・レイズへ移籍した筒香嘉智推しだからこのタイトルになった。
ちなみにこのSP、本来は前日の4日が本放送の予定だったが、その日は安倍首相が緊急事態宣言の延長を決定する日で、『ニュース7』が延長になったため、本来は再放送だった5日が本放送になった模様。
番組が始まり、画面下に出された「3月12日に収録しました」のテロップが気になった視聴者も多かったよう。MC・岡村隆史の『ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)での発言が理由と勘繰る向きもあったが、これは新型コロナウイルス拡大を考慮してのものである。
ゲストは、窪田正孝、二階堂ふみ、唐沢寿明。『エール』に出演する3人だ。最注目は、なんといっても唐沢だろう。立ち位置は一番右端で、ここは『チコちゃん』準レギュラーの大竹まことがいつもいる場所である。もう、ボケまくる予感しかしない。
今回、番組が取り上げたのは以下の5つのテーマだった。
・なんでバンジージャンプは飛ぶの?
・なんでお土産店には木刀が売ってるの?
・なんで秋葉原はオタクの街になったの?
・なんで最後に走る人をアンカーって呼ぶの?
・虫歯の虫ってなんの虫?
唐沢寿明に強く出れない木村祐一
第1問目、チコちゃんからの質問は「なんでバンジージャンプは飛ぶの?」。この問いに、窪田は「そこに高い場所があるから」と、まるで登山家みたいなアンサーを返したが、もちろんこれは不正解。その後、チコちゃんが「最初に(バンジージャンプを)やった人は?」とヒントを出すと、回答者ではない唐沢が横から「バンジーさんじゃない?」と発言。やはり、隙あらばボケようとしている。そういえば、唐沢と木村はドラマ『ボイス 110緊急指令室』(日本テレビ系)で共演済みだ。さすがの木村も、唐沢には強く出れないようだ。
このテーマでチコちゃんが発表した答えは「夫から逃げるため」だった。何それ、初耳! バヌアツ共和国の成人の儀式と聞いていたのだけど、違うのか……。
そもそも、お金を取ってバンジージャンプをやり始めたのはアラン・ジョン・ハケットというニュージーランド人だそう。ニュース番組で、ある若者が足にひもをくくりつけて橋から飛び降りたというニュースを見たことがきっかけだったとのこと。このとき飛び降りたのは、イギリスの名門校・オックスフォード大学にある危険なことをスポーツとして楽しむサークル「デンジャラス・スポーツ・クラブ」だった。頭がいいのにバカが同居してる人っているんだよな……。
彼らから刺激を受けたハケットさんは「これは商売になる!」と8年も開発を続け、1987(昭和62)年にエッフェル塔の地上約100メートルの地点までよじ登り、そこからバンジージャンプを敢行した。この大胆な行動によってバンジージャンプは世界中から注目されたのだ。しかし、無許可でエッフェル塔から飛び降りていたハケットさんは、その場で警察から5分間のお説教を受けるはめに。というか、たった5分のお説教で済むのか……。
さて、このエピソードは「夫から逃げるため」という回答である。このままでは、そこにつながらない。実は、オックスフォードの学生たちは自分で思いついて飛んだのではなく、バヌアツ共和国で行われていた儀式「ナゴール(Naghol)」の映像を見てインスパイアされたそうだ。バヌアツにはこんな伝説がある。昔、暴力的な夫に悩む悲しい妻がいた。妻は夫から逃げるように家を飛び出した。夫は鬼のような形相で妻を追いかける。「このままでは殺されてしまう」と思った妻は、目の前にあるガジュマルの木によじ登った。だが、振り返ると夫は鬼のような形相で追いかけてきている。高い木の上まで追い詰められてしまった妻は、なんとその木から飛び降りた。続いて、夫も後先考えずに木から飛び降りた。妻は飛び降りる直前に木のツルを足首に結び付けていたので地面スレスレのところで助かったが、夫は地面に叩きつけられあえなく死亡。
つまり、バヌアツの悲しい伝説→「ナゴール」をバヌアツの男たちが度胸試しで始める→それを見た大学生が悪ふざけをする→バンジージャンプ誕生という流れになったようだ。
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