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日刊サイゾー トップ > カルチャー > 映画  > ビヨンセを見て免疫をあげる
ライター・辰巳JUNK推薦

ウイルスから世界を守るロック様の勇姿、ビヨンセの豪勢なコーチェラ公演…etc.【自粛中だから見たい景気がいい映画】

 新型コロナウイルス感染拡大を受け、ゴールデンウィークにもかかわらず自粛を強いられれている我々に残された最後の(?)娯楽、それが「おこもり映画鑑賞」である。こんな時期だからこそ見たい「否が応でも免疫が上がりそうな景気のいい映画」を好事家たちが紹介する! 第5回目はポップカルチャー・ウォッチャーの辰巳JUNK氏が、「アクション」「トラベル」「映画&音楽」の3ジャンルから傑作を紹介!

見ているだけで免疫があがるビヨンセ(Getty Images)

 【アクション】『ワイスピ』はオリンピックの補完になる!

『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』アマゾンプライム・ビデオ 『フリー・ファイヤー』アマゾンプライム・ビデオ/U-NEXTほか

 新型コロナウイルス拡散によって危機に立たされている映画産業。そんな中、ハリウッドで特に動向を注目される作品が、大人気シリーズの9作目『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』だ。ひとまず公開が延期されたものの、東京オリンピックが延期された場合は夏季オンラインリリースする可能性も協議されたと報じられている……そう、戦車と戦ったり空を飛んだりする大乱闘ムービー『ワイスピ』は、それ自体がオリンピックの補完になりうる熱狂イベントなのだ!

 そんなシリーズの入門編に最適なスピンオフ『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』がAmazon Primeにて配信された。こちらは、ロック様ことドウェイン・ジョンソン演じる熱き元アメリカ外交保安部捜査官と、ジェイソン・ステイサム演じるクールな元イギリスMI6エージェントがバディを組む物語。

 レーサーを描く本家『ワイスピ』と異なり肉体アクション多めなので、「自動車はちょっと……」な人も楽しみやすい快作だ。「ウイルスから世界を守る」予言的ストーリーではあるものの、劇中「哲学より肉体」と語られるように最初から最後まで大迫力バトルが続く景気の良さなので、頭をからっぽにして熱狂できる。テクノロジーで武装する「人造人間」の敵をアナログ戦法かつ上半身裸で迎え撃つロック様の勇姿は、まさに「人間」の強さの輝き。女性キャラが強いのも熱い。

 もうひとつ、人を選ぶアクションとして提案したいのが、『キャプテン・マーベル』ことブリー・ラーソンも出演するAmazon Prime配信中映画『フリー・ファイヤー』。最初の30分間で2つのギャング集団の口論が始まり、そのあと1時間ずっと銃撃戦が展開される大胆構成になっている。飛び交う銃弾の数こそ景気がいいものの、深夜のファミレスのようにダラダラとしたテンションで織りなされるため、好き嫌いは分かれる。しかし、肯定派からはカルト的人気を誇っている作品だ。

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