「SUMMER STATION」が休止に! テレビ朝日、今度は“稼げるイベント”開催見送りの意味
2020/05/04 00:00
#テレビ朝日
テレビ朝日が毎年夏に開催してたイベント「SUMMER STATION」の開催を見送ることが判明した。
イベントは2014年にスタート、昨年は延べ500万人超が訪れたという。同局関係者は「うちの本社の社屋も開放、目の前にある六本木ヒルズアリーナでもイベントを展開してきました。スポンサー協賛を得ながら、我々も何かにつけて有料イベントや飲食業を営むことができたワケですが、営業セクションにとってはまさに“稼げるイベント”を自ら放棄することになった。先日、『報道ステーション』の出演者やスタッフらが罹患してしまった影響は、もちろんありますよ」と肩を落とす。
一方、別の在京テレビ局関係者は次のように語る。
「夏イベントは今や在京テレビ局にとって収益の柱とも言える“放送外収入”なんです。例年、フジテレビはお台場、日本テレビは汐留、TBSは赤坂サカスで、規模は違えどほぼ夏休み期間中、ずっと開催しているのはそれだけ集客と収益を上げられるから。
ですが、その柱を今夏は失う意味はかなり大きい。営業的にいえば、CM出稿も減少、あるいは定価より安値でも入れて埋めなきゃいけない状況。赤字転落になり得る放送局だって出てくると思います。いわばこうしたイベントができないのは、来春に向けての予算取りや、小さい話、局員のボーナスにもかなり影響しています」
真夏のイベントの灯がまた1つ消えてしまったのは何とも寂しい。テレビ業界がいよいよ苦境に立たされているようだ。
最終更新:2020/05/04 00:00
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