ドラマ『M』に「あゆの人生をおもちゃにしてる」の声! 業界関係者は「コスパ最強ドラマ」と感嘆
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浜崎あゆみとエイベックス会長・松浦勝人との恋模様をモデルに描いた、テレビ朝日の深夜ドラマ『M 愛すべき人がいて』が好調だ。初回は5.6%、第2話も5.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と同時間帯のドラマとしては、なかなかの高視聴率を記録している。劇中の過剰な演出やセリフ回しも、SNS上では「ツッコミ待ちドラマ」と評され盛り上がっているようだ。
本作は、平成の歌姫・浜崎あゆみ誕生までを、本人取材と当時の関係者の証言をもとに書かれた原作小説(著・小松成美/刊・幻冬舎)がベースとなっているが、このドラマ化に対して、複雑な思いを抱くファンもいるようだ。20年来の“あゆファン”であるAさんは「あゆの人生がおもちゃにされてる」と嘆く。
「『M』が出版されるまでは、本当にあゆのことを神様だと思っていました。色々お騒がせな人だけど、ライブでのあゆは何があってもパワフルで神々しかったんですよ。あの姿を見たら、ゴシップとかそういう雑音は全然気にならなかった。
でも昨年『M』が出版されて、しかもそれが松浦さんとの恋愛物語だと聞いて『なにそれ! 気持ち悪い!』と思ってしまったんです。だって普通に芸能プロの社長が新人タレントに手を出すってキモいじゃないですか。ドラマは恐る恐る1話だけ見ましたけどダメでしたね。私の信奉してたあゆってなんだったんだ? って感じです。
ゼロ年代にあゆに憧れなかったギャルなんてひとりもいないんですよ! それだけ偉大な歌手の人生を、あんなチープな描き方しかできないのかと……ショックです」(ファン歴20年のAさん)
もちろんドラマを楽しんでいるファンも多いとは思うが、こうした感想を抱く熱烈なあゆファンもいるようだ。一方でテレビ業界の評判はどうだろうか。放送作家のA氏は「コスパ最高のドラマ」だと言う。
「ドラマを見て思ったのは、とにかく金がかかっていないなと。出演者もそうですけど、セットも衣装も、全部が安っぽい。原作は16万部も売れたわけだし、テレビ朝日だけじゃなく、AbemaTVとエイベックスが携わっているというからさぞや豪華に作られるのかと思えば、何もかもがチープ(笑)。
エイベックスも音楽会社のプライドがあるなら、あゆのライブシーンくらいは力を入れて撮影しても良さそうなものを、まるで学芸会みたいなステージで笑いましたね(笑)。しかし、エイベックスの古き良きバブリーさが発揮されないのは寂しい。やっぱりどこも不景気なんですかねぇ……。それでもこれだけ話題になっているから、コスパは最高なんでしょうね」
音楽業界全盛だった平成にミリオンセラーを連発、ギャル文化を牽引し一時代を築いたスターのドラマである。そんな作品が「チープ」「コスパ重視」の印象を与えるとは、一抹の寂しさを覚えてしまう。このケチなドラマが、浜崎自身の印象に繋がらないといいのだが……。
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