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日刊サイゾー トップ > エンタメ > お笑い  > 芸能人による政治的発言の代償

ぜんじろう「黙っている必要ない」、芸能人による政治的発言の是非

吉本興業公式サイトより

 お笑いタレントのぜんじろうが26日、自身の公式ツイッターで昨今の社会情勢を踏まえた“政治的発言”を、芸能人が手控えていることに苦言を投げかけた。

 ぜんじろうは職業を問わず「社会の一員」であることを強調した上で「黙ってる必要ない」などと投稿。一部の俳優が政治的発言をしないとコメントしたことには「それが『なぜ?』かを知りたい」と疑問視している。

 お笑い関係者は「ウーマンラッシュアワーの村本大輔も同様の発言をすることがありますが、要は、芸人が“電波芸者”になり下がった影響が大きい」と指摘する。

 さらに、「芸人にとって、劇場や営業などで芸を磨いて笑いを産むのが重要ではなく、テレビのトーク番組のMCをやったり、ワイドショーのコメンテーターに収まることが今やステータスとなってしまった。中にはこれらの仕事をする者を毛嫌いする芸人もいるにはいますが、一方で週に1回でも2回でも“レギュラー”の仕事は確保されるわけですから、仕事としてはおいしいわけです」と続ける。

「今、時代は進んで、本業のお笑いはどんどんYouTubeに代表されるような動画コンテンツでしか表現できなくなった。要は“笑い”を取るか、安定した“ギャラ”を取るか。そんなところまで、ある意味、追い詰められていますよ」(同)

 現役の中堅芸人からは「スポンサーを気にしない芸人なんて、今やいませんから……」との声もあるだけに、どちらを取るかは今後、ますます難しくなりそうだ。

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にっかんさいぞー

最終更新:2020/05/01 12:00
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