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日刊サイゾー トップ > カルチャー > 映画  > 『アベンジャーズ』シリーズ完走の手引き
ライター・杉山すぴ豊推薦

『アベンジャーズ』シリーズが5分でわかる! 1日1本、MCU挑戦への手引き【自粛中だから見たい景気がいい映画】

ヒーローたちの中から「自分に似てる」キャラを見つける

 MCUが人々に愛される理由は、ケレン味あふれるヒーロー活劇であると同時に優れた人間ドラマだからでしょう。もともとマーベル・コミックは「ヒーローである前に人間である」というスタンスで登場人物たちを描き人気を博してきました。その精神は映画にも受けつがれています。

 多くのヒーローたちの中に、「あ、この人、自分に似てる」と思えるキャラが必ず見つかります。自分に似たヒーローの奮闘ぶりをみていると、どんな人間にも活躍できる出番があると思えるのです。

 そして『アベンジャーズ:インフィニティ・ウォー』『アベンジャーズ:エンドゲーム』の2部作は、今まさにこの時期に観るのにピッタリでしょう。人類の、いや宇宙の最大の危機の前にどう立ち向かうか? 最悪の時に最高の力を発揮してこそヒーロー。そして、それぞれのヒーローたちが本当に守りたかったものとはなんだったのか? 観終わった後、熱い想いに包まれると思います。

 こうしたエンターテインメントを、「しょせん作りものだ」「きれい事で、現実を描いていない」と批判する声もあります。でもフィクションだからこそ、ヒーローものだからこそ、人々の希望や夢、理想の姿をストレートに描くことができる。まさに元気が出る人間讃歌なのです。

●杉山すぴ豊(すぎやま・すぴ・ゆたか)
アメキャラ系ライターの肩書でアメコミ・ヒーロー映画の情報やコラムを「SCREEN」(近代映画社)、「ヤングアニマル」(白泉社)等の雑誌、WEB媒体、劇場パンフレット等で展開。東京コミコンのステージMCやハリウッド・スターや監督のインタビューも務める。ブリー・ラーソンに「キングコングとキャプテン・マーベルが戦ったらどっちが勝ちますか?」と直に聞いたこともあります。

 

最終更新:2020/05/02 19:47
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