松本人志がウエンツの価値を証明!? 帰国ネタで引っ張りだこを喜ぶのは誰か?
#ウエンツ瑛士
1年半の英国留学から帰国したタレント・俳優のウエンツ瑛士が、日本の芸能界に復帰して約1カ月――。業界大手のバーニングプロダクションに所属しているだけあってか、留学以前に務めていたレギュラー番組『スッキリ』と『火曜サプライズ』(ともに日本テレビ)で再レギュラーを得ている。
芸能人の留学といっても、ウエンツの場合は出国時に大きな話題とならなかった割に、戻ってきて早々にバラエティ番組に引っ張りだこに。旧レギュラーだった『火曜サプライズ』と『世界が驚いたニッポン! スゴ~イデスネ!!視察団』(テレビ朝日)を皮切りに、『おしゃれイズム』(日本テレビ)、『ダウンタウンなう』(フジテレビ)といった人気番組に出演。ヒロミや松本人志といった大御所からの歓待を受けているようだ。
ウエンツはそれぞれの番組で留学先でのエピソードを披露しているが、一部の週刊誌報道では視聴率に不安があると書かれており、帰国需要は頭打ちになる可能性は大きい。ネット上にも、「ウエンツいらない」「ウエンツ疲れ」といった意見も囁かれており、視聴者の興味を煽る存在になれていない様子もうかがえる。
しかし、在京キー局のバラエティ番組を主戦場に活躍している放送作家は”ウエンツの必要性”は少なからずあると語る。
「ウエンツさん個人の話には、確かにそんなに興味ないかもしれないですが、需要はちゃんとありますよ(笑)。まだ若手で、あれだけいろんな大御所と絡んで、トークをまわせる人はそうはいませんからね」
ダウンタウンの松本人志を筆頭に、中居正広、ヒロミ、加藤浩次といったベテランMCとわたりあえる若手タレントがいないからこそ、ウエンツのバラエティ需要は高いと言えるのだとか。
「現在のバラエティでは”芸人以外の人も面白いトークができないといけない”という風潮があります。その結果、俳優やアーティストは無理せずにカッコよくしていたらいいのに、“バラエティわかっている”風のトークをしてスベっていることも結構ある。その点、ウエンツさんはバラエティ対応がうまくて、自分を下げる形の笑いも取れるんです。芸人と組ませても俳優と組ませても安定している。制作側からしたらありがたい存在です」(前出の放送作家)
ある意味、ウエンツの立ち位置は勝俣州和や井森美幸といったバラエティ界のスーパーサブに近い立ち位置にあるというのだ。
「勝俣さんも井森さんも個人の話が面白いかというと、特段そうではない(笑)。けど、大御所にかわいがられ、イジられる形でもしっかり笑いが取れる点はウエンツさんと同様です。俳優やアーティストはバラエティで我を出しても“カッコいい割に面白い人”のフィルターを突破できない。その一歩も二歩も先にいるのがウエンツさんなんです」(前出の放送作家)
ウエンツの『天才てれびくん』(NHK教育テレビ)に始まった芸能人生は、音楽や俳優なども経験していった上で最終的に落ち着いたのがバラエティだったわけだ。ちなみに相棒の小池徹平は、見た目と反するようなクズ男を立て続けにドラマで怪演、海外留学をせずとも演技派俳優のポジションを築きつつあるが……。
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