石破茂元幹事長に会うと安倍政権のコロナ対応を猛批判した「次期総理は自分しかいない」
#週刊誌 #元木昌彦 #週刊誌スクープ大賞
北朝鮮の金正恩がこのところ姿を見せていないことで、米CNNが「手術後に重篤な状態になっている」と報じた。
これについても石破元防衛相に聞いてみた。だが、日本が通信傍受している中にも、そうした動きは出ていないと聞いていると、疑惑を打ち消した。
4月27日、北朝鮮放送が金の近況を伝えた。
さて、新潮は巻頭で、突然、厚労省内で会見を開き、「まったく対策をしない場合、累計で約41万8000人がコロナで亡くなる」といい出した、北海道大学の西浦博教授の発言を取り上げている。
私もこの発言を聞いた時、なぜこの時期にこのようなことをいい出したのか、訝しく思った一人である。しかもこの数字は、ひと月前のもの。
この発言があった翌日に、安倍首相が、緊急事態宣言の対象を全国に広げるといい出したから、厚労省が安倍ヨイショのために仕掛けたのではないかと疑ったぐらいだ。
文春は西浦教授に真意を問いただしている。彼は、
「これほどの危機が目の前に迫っていると、政権に腹を括ってもらうのが狙いでした。(中略)葛藤もありましたが、科学的な使命感で、私自身が専門家個人として発表しました」
ご本人はまじめな感染症の研究者のようだが、コロナの恐怖を煽っているワイドショーに、さらにエサを与えるような発言は、専門家としていかがなものだったのか。私には疑問だが。
文春は、切実だが、誰も教えてくれない今時のセックスについて教えてくれている。川崎医科大学泌尿器科の永井敦教授がこういう。
「今のところ、精液や膣分泌液からは検出されておらず、唾液、目や鼻の粘膜、糞便から検出されています。ですので、感染者とキスをすれば簡単にうつります。目や鼻、肛門を舐めるのもダメです。性器を舐める行為も唾液が付着することになるので危険です」
当然ながら、安全にセックスを楽しむためには、相手を選ばなくてはいけない。その場合、ラブホを使うことになるが、「前もってトイレなどをどこまで消毒しているのかを確認したほうが良い」というが、どうして調べるのか?
また、行為時間は短く、喘ぎ声は普段より控えめに、体位は後背位がいいとのこと。そんなことを考える年齢はとうに過ぎてしまったな。コロナ自粛よりも寂しいね。
フライデーに3月15日、安倍昭恵が大分県の宇佐神社を約50人の大集団と訪れた時の写真が掲載されている。
参加者たちと写っているが、ノーマスクである。夫である安倍がコロナに関しての会見を開いた翌日である。花見の会に宇佐神社参拝。文春が報じている高千穂行きが事実ならば、国民が自粛を余儀なくされているのに、首相夫人が東奔西走、遊び狂っていては、示しがつくまい。
お次はサン毎から、イタリア人名物記者の安倍批判を。ピオ・デミリア。日本滞在40年、現在はイタリアのニュースチャンネル「スカイG24」の極東特派員。
安倍首相の緊急事態宣言は中途半端だという。「電車には人が乗っているし、バーやキャバレーはダメでも、居酒屋はいい、とか中途半端だ。その『天国のような』措置は、僕から見れば『一か八かの賭け』に見える。それが失敗したときの政治責任を問うのは当然ではないだろうか」
コロナ後には、世界が変わるともいう。「グローバリズムの悲劇の後に何が来るのか。地球規模の協力のさらなる必要性に目覚めるのか、それとも自国中心主義がもっと進むのか。大事な岐路だと思う」。今の日本に欠けているのは、政治のトップの決断力と、国民の覚悟である。
ピオは、首都封鎖もやるべきだというが、私は反対だ。民主主義国家を標榜するなら、国民一人一人の自覚に任せるべきである。今、首都封鎖、全国の住民の移動を禁止して、違反した人間は逮捕するような前例を作れば、後々後悔することになる。
ただでさえ、お上のいうことに従順すぎる国民性は、一度それに慣れてしまったら、どっぷり浸って、何も考えなくなってしまうに違いない。
新潮は、安倍首相と比べて存在感を増しているように見える小池都知事だが、彼女が打ち出した9000億円という巨額なコロナ対策予算は、小池のことを「大年増の厚化粧」と喝破、ではない揶揄した元都知事の石原慎太郎が現職の時、巨額の赤字をなくすために様々な策を講じ、作り上げた財政調整基金、自治体の内部留保9000億円を取り崩してばらまくというものだという。
小池にすれば、私をバカにしたお返しに、あんたが貯めたカネを全部使ってあげるわよという「仕返し」なのかもしれない。
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