石破茂元幹事長に会うと安倍政権のコロナ対応を猛批判した「次期総理は自分しかいない」
#週刊誌 #元木昌彦 #週刊誌スクープ大賞
フライデーに、人気バンド「King Gnu」のヴォーカル、井口理(26)が、「病みかわいいアイドル」のあのちゃんと「新居で半同棲中」だと報じている。
こう書いたが、私は2人のことをまったく知らない。井口は昨年末の紅白に出たそうで、学校のジャージや便所のサンダルを履いてテレビに出るなどの奇行が目立つが、東京藝大声楽科卒だそうだ。
メジャーデビューからわずか1年で頂点にまで上った井口は、メンバーのベーシストと家賃7万円の共同生活だったが、それを解消して、マンションで一人暮らしを始めたそうだ。
だが今は、女性と共同生活をしているというのである。彼女は、「自分をゴミと呼び不登校だった過去を隠さない“病みかわいいアイドル”の「あの」ちゃんだという。2人とも、社交的ではなく、巣ごもりが好きなようだから、愛の巣で才能を磨き合うのだそうだ。ご勝手に!
久々に秋篠宮眞子さんの話でもしようか。週朝によれば、年明け間もない時期に、宮内庁のある重鎮が眞子さんに呼び出されたというのである。
さらに何人かの重鎮が個別に眞子さんに呼ばれ、相談に応じたそうだ。そこで交わされたのは、「小室さんとの結婚をどう思うか」だったという。
週朝によれば、昨年末、眞子さんは、「小室さんとの結婚をより強く望む、いわば『結婚宣言』に近い文書を準備していたのだ」そうである。そう決意を固めたうえで、重鎮たちとの話し合いに臨んだそうだ。
極めて異例な彼女の振る舞いの背景には、今年に入ってから、父親・秋篠宮との話し合いが何回か持たれたことがあるのではないかと見ている。父親や重鎮たちとの話し合いの結果、当初は強い結婚の意思表明が、少し穏当なものになったという。
それを2月の終わりに出そうと考えていたところ、コロナ感染拡大のため、秋篠宮の「立皇嗣の礼」も5月の園遊会も延期や中止になり、眞子さんの文書ももうしばらくは公表されることはないようだ。
新潮は、愛子天皇待望論が広がる中、女性宮家創設ともども議論の緒に就こうとしなかった安倍政権だったが、ここへきて、政府の担当者が有識者たちに個別に意見を聞き、「1947年10月に皇籍離脱した旧11宮家の子孫について、復帰に関する見解を有識者に尋ねている」(新潮)というのである。
安倍首相はかつて文藝春秋(2012年2月号)で、女性宮家については認めないが、「敗戦という非常事態で皇籍を離脱せざるを得なかった旧宮家の中から、希望する方々の皇籍復帰を検討してみてはどうだろうか」と語っていた。
当然、慶応大学の笠原英彦教授のように、選択肢としては尊重してもいいが、「言われているように現在の天皇家との繋がりは600年以上離れている。(中略)そこまで遡らないと系図上で繋がらない人々を、男系男子だからという理由で皇位継承者の枠内と考えるのは、いささか現実的ではないと思います」という意見がある。
だが、「必要があれば皇籍復帰する意思や覚悟のある男性がいるとも聞いています」(安倍のブレーンである八木秀次麗澤大教授)という意見もある。
私は、愛子天皇でいいと思うが、どちらにしても、この問題には早急に手を付けないといけない。ちなみに、石破茂は、安倍首相ほど女系天皇に対して頑なではない。
新潮でジャーナリストの石高健次が、クルーズ船などで感染した112人を受け入れ、治療したのに、院内感染ゼロを達成した東京都世田谷区にある「自衛隊中央病院」の“奇跡”をレポートしている。
112人の内訳は、ダイヤモンド・プリンセス号の乗船者と、中国武漢からのチャーター機による帰国者。患者の平均年齢は68歳で男女ほぼ半々。その半分近くの人に基礎疾患があったという。
入院時、軽症が41.3%、重症が26.9%、全期間で全く所見を認めなかった人が31.7%だった。
症状が緩やかに悪化するのを察知するために、高齢者では、血中酸素飽和濃度の低下、若年層では頻呼吸に注意したという。
PCR検査はやったが、陰性と出るケースが多く、精度に疑問があるためCT検査をしたそうだ。
PCR検査の精度は70%ぐらいではないか、CT検査を併用するべきだと、同病院の感染対処隊診療部新型コロナウイルス感染症対応チームの田村格・1等海佐がいっている。
医師や看護師だけではなく、放射線技師も防護装備が必要。そのために、感染管理認定看護師3名の支援を受け、徹底的に防護マスクなどの着脱訓練をしたという。
患者の多言語には、各国大使館や自衛隊の中にいる通訳などの支援を仰いだそうだ。
田村は、院内感染させないためには、
「感染予防について経験のある人の助言を受け入れ、宿泊施設の構造を考慮したゾーニングを徹底すれば、やっていけるでしょう」
といっている。専門家の指導、スタッフの十分な訓練、防護資材の準備があればだが。
ところで、4月22日、石破茂元幹事長(63)に会いに永田町の衆議院第二議員会館へ行った。
会館の1階は、マスクをした警備員と女性の受け嬢がいるだけ。普段通り手荷物検査をされたが、コロナについての問診などはなかった。
少し離れたところにカメラのようなものがあったから、空港のサーモグラフィのように、私の体温を測定していたのかもしれない。
5階の石破の部屋では何人かの秘書が忙しく働いていた。先約が帰って、4時きっかりにインタビューは始まった。
こちらが「マスクをとりましょうか?」というと、「大丈夫、私もしてませんから」と笑顔でいう。距離も椅子一つを間に挟んだだけ。
「コロナで地元へも帰れない、飲みにも行けない。何をしているのか?」と聞くと、「このとおりですよ」と手を広げて見せた。何もしていないというのだ。
どうせ多忙を理由に断られるだろうと、ダメもとでインタビューを申し込んだのは2週間前。すぐにこの日を指定してきた。コロナのおかげだろう。
詳しくは私が連載しているビジネス情報誌『エルネオス』をご覧いただきたいが、1時間の予定が2時間近く、耳に痛い質問にも笑顔で話をしてくれた。
コロナ関連で、こういう質問をした。
「世界中で『命の選別』が行われ、重篤な高齢者は切り捨てられています。日本でも、感染拡大は止まりませんが、死亡者の数はさほど多くない。致死率で2%程度で、ほとんどが50代以上です。医療崩壊させないためには、重症化しやすい60代以上、高齢者を先にPCR検査を受けさせ、陽性と判断された人を隔離・治療するようにすればいいのでは。そう、もうすぐ後期高齢者になる私は考えるのですが」
石破は、私のほうをじっと見て、「まだ判断するためのデータが揃っていないのだと思います。データが集まって、検査や治療の優先順位をどうするかを決める。そうなれば、今おっしゃるようなことも選択肢に入るのではないか」。世界的な感染拡大で、すでにそういうデータは出ているのではないかと反論しようと思ったが、石破のいうように、彼は今、閣僚ではないから、慎重にいわざるを得ないのであろう。
だが、安倍政権のコロナ対策の遅れや、アベノマスク、犬を抱いた動画について、また、妻の昭恵をコントロールできないことについては、厳しい批判を口にした。
インタビューを終えて、石破に私はこういった。
「最近は、次期総理は自分しかいない。そいう自信がテレビを見ていても感じられますよ」
石破は、そうおっしゃってくれるのはありがたいが、まだまだわかりません。そういって一瞬、あの鋭い目線で見返してきた。
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事