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日刊サイゾー トップ > 社会 > メディア  > NHK『バリバラ』に圧力が!?

伊藤詩織さんらが出演したNHK『バリバラ』、突然の“再放送中止”に官邸の圧力が!?

NHK放送センター

 社会の多様性をテーマに、障害や差別の当事者らが意見を発信するNHK・Eテレのバラエティー番組『バリバラ』の26日午前0時からの再放送が、放送直前に別の内容に差し替えられてしまった。

 当初は23日夜に放送された、『バリバラ桜を見る会~バリアフリーと多様性の宴第1部』を再放送する予定だった。

 この回は、昨年度にバリアフリーや多様性の推進に携わった人々を招き、お花見形式でトークするという内容。顔と実名を公表して性暴力被害を訴えた、ジャーナリストの伊藤詩織さんらが出演したが、放送後、ネット上では物議を醸していた。

「当初放送予定だった番組は、国会でも追及されることになった安倍首相主催の『桜を見る会』のパロディーなどを盛り込み、NHKにしてはかなり攻めた内容。何かあれば、官邸サイドから“物言い”が付くNHKにしては『よくぞやった』と言える内容でした」(全国紙政治部記者)

 ところが、実際に放送されたのは、新型コロナウイルスの感染拡大を受け障害者たちの生活支援を巡って議論した回。番組の公式ツイッターには「圧力をかけられたと、あらぬ疑いをかけられる」との声も寄せられたが、番組を制作したNHK大阪放送局の広報部は一部メディアに対して、「現状を鑑みて判断した。圧力などはない」とコメントしたのだが……。

「官邸サイドから何らかの“物言い”があったことは間違いないだろう。NHKといえば、安倍首相ベッタリの女性記者の存在が番記者らの間では周知であり、最近はよくニュース番組に出演して安倍首相の考えを“代弁”している。新型コロナの対応で馬脚を表した官邸としては、『桜を見る会』を今ごろ蒸し返されたくなかったはず。彼女を通して局の上層部に意向を伝え、再放送を見送る……と見る局員や政治記者も少なくはありません」(同)

 30日午後8時からの「第2部」は今のところ放送予定だが、また水面下でひと悶着あるかもしれない。

日刊サイゾー

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にっかんさいぞー

最終更新:2020/04/27 18:00
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