パワハラに盗撮、LGBTへの偏見も…フジ系列・アナ特番で自らネガキャンの赤っ恥
#アナウンサー #フジテレビ
新型コロナウイルス騒動の影響で、各局とも番組制作に困難が生じる中、フジテレビが自局のアナウンサーを特集した『さんまのFNSアナウンサー全国一斉点検2020』という番組を18日に放送。しかし、その番組内容に各方面から非難の声が寄せられている。
この番組は昨年に引き続き、2回目の放送となるもの。明石家さんまが司会を担当し、フジテレビおよび系列局のアナウンサーをスタジオに集め、“ヤバいアナウンサー”を見つけるというものだが、ヤバいのはアナウンサーではなくフジテレビだったようだ。キー局関係者はいう。
「番組冒頭で、他局から移籍してきた男性アナが『“面白ければ何でも大丈夫”って空気が苦手』と語っていましたが、まさにその通りの番組でした。検証VTRは、自分の会社の人間なら何をしてもOKと言わんばかりに、プライベートの隠し撮り映像の連続。系列局の女性アナが、同期や後輩男性アナにきつく当たる姿は、完全なパワハラでした。一般常識クイズでは、新紙幣の肖像に選ばれた津田梅子の名前を言えなかったり、イギリスのEU離脱を知らなかったりと酷い出来。アナウンサー試験で落とされた子は泣いてますよ」(キー局関係者)
アナウンサー試験は倍率が1000倍を超す狭き門。その中から選び抜かれた人物が、中学受験レベルのクイズも解けないとは笑うしかないが、笑えない演出もあったという。
「完全にマズかったのは佐野瑞樹アナと倉田大誠アナのプライベートを盗撮したものです。VTRは2人の仲の良さを検証するものでしたが、終始一貫して同性愛を茶化す演出になっており、2人が旅館の内湯に仲良く入浴するシーンではスタジオから一斉に笑い声が上がりました。これはLGBT的に完全にアウトです。そもそも司会の明石家さんまも、別番組でりんごちゃんに『おっさんやないか』と言い放つなど、LGBTに無理解なタレントの代表のような存在ですから、そういった意味では“適材適所”でした」(同)
そしてダメっぷりにダメ押しするような情報もある。番組制作関係者はいう。
「この番組が収録されたのは、不要不急のイベントの中止などが呼びかけられてからはるかに日数が経過した3月20日です。自局のニュース番組では警戒や自粛を呼びかけておきながら、その陰で全国からアナウンサーを呼び集めて番組を作っていたのですから、呆れるほかありません」(番組制作関係者)
どうやら彼らの間では、アナウンサー特番は不要不急ではなかったということ。一斉点検を行わなくてはいけないのはアナウンサーではなく、制作側だったのかもしれない。
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