岡江久美子さん訃報、衝撃走る――“寝耳に水”のテレビ局関係者「まだ公表していないだけで、ほかにも……」
#岡江久美子
女優の岡江久美子さんが、新型コロナウイルス感染による肺炎のため都内の病院で亡くなった。4月23日、所属事務所が発表した。63歳だった。
岡江さんは4月3日に発熱し、6日朝に容体が急変。緊急入院して新型コロナウイルスの陽性と判明し、治療を受けていたという。
岡江さんといえば、朝の情報番組『はなまるマーケット』(TBS系/1996~2014年)では約17年間、薬丸裕英とともに総合司会として“朝の顔”を務め、常連のクイズ・バラエティ番組『オールスター感謝祭』(同)では毎回のように好成績を残すなど、マルチに活躍するタレントというイメージも強かった。
しかし、岡江さんの真価は、女優業でこそ発揮されていたという。女優としての代表作は『天までとどけ』(同/91~04年)だが、近年でも映画『アオハライド』(14年)や、ドラマ『愛してたって、秘密はある』(日本テレビ系/17年)などに出演し、主演の若手たちを支えてきた。
「岡江さんは『終着駅シリーズ』(テレビ朝日系)など2時間ドラマの常連でしたが、帯番組でレギュラーの『はなまるマーケット』が終了してからは、映画や複数の連ドラにも出演されていました。大作の主演を張るような派手な女優さんではありませんでしたが、どんな役でも固い仕事をこなし、連ドラではゲストとしても起用できるという安定感がありました。スキャンダルというスキャンダルもないので、どんなプロデューサーからも重宝されていましたよ」(芸能リポーター)
訃報によって生前の功績を振り返るというのは悲しいことだが、あるテレビ局関係者からはこんな話も。
「岡江さんの訃報には驚きました。まさに寝耳に水です。4月に入ってからは各局のロケや収録が相次いで中止になっているため、バラエティ番組も過去の素材を使用した傑作選などを放送しています。芸能人やタレントも基本的に自宅待機していますが、もしかしたら……ということで、スタッフは各出演者の事務所への確認に追われています。
最近はメディアで近況が聞こえてこないような芸能人も含めると、ひょっとしたら公表されていないだけで、実は入院しているというパターンは他にもあるのかもしれません」
3月に亡くなった志村けんさんに続き、またしても芸能界から新型コロナウイルスによる死者が出てしまった。これ以上の感染拡大を阻止するためにも予防に努めつつ、今は岡江さんのご冥福をお祈りしたい。
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