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本多圭の「芸能界・今昔・裏・レポート」

矢部浩之は廃業寸前!? ナインティナインに広がるコンビ間格差の深刻内情

テレビ朝日公式サイトより

 新型コロナウイルスの感染拡大によって延期が決まった東京五輪。その影響は各方面に広がり、芸能界でもタレントの死活問題になっているが、大物芸人・ナインティナインの矢部浩之もその例外ではないという。

「東京五輪の延期を受けて、テレビ朝日が、『やべっちF.C.~日本サッカー応援宣言~』の打ち切りを検討しているんです。もしそうなれば、矢部さんにとっては、死活問題でしょうね」(バラエティ制作会社プロデューサー)

 ナインティナインといえば、今年コンビ結成30周年を迎えたが、ここにきて、矢部と相方・岡村隆史とのコンビ格差が広がっている。

「一昨年3月に、『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)が打ち切りになって以降、2人がコンビでレギュラーを務める番組は『ぐるぐるナインティナイン』(日本テレビ系)のみ。その『ぐるナイ』でも、矢部は、看板コーナー『グルメチキンレース ゴチになります』をクビになって、露出は激減しています」(テレビ関係者)

 他方、岡村は、NHKの人気バラエティ番組『チコちゃんに叱られる!』の出演をきっかけに再ブレイク。現在は、関西ローカルを含め、レギュラー番組6本を抱え、ラジオでも、『ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)のパーソナリティを務めている。

「岡村は、俳優としても活躍の幅を広げています。昨年、公開された映画『決算!忠臣蔵』では堤真一とW主演を果たし、日本アカデミー賞・優秀助演男優賞を受賞。さらに、1月からスタートしたNHK大河ドラマ『麒麟がくる』では、のちの家康を守る忍び・菊丸を好演しています。ちなみに、NHKは、この大河と『チコちゃんに叱られる』の人気を評価して、今年の紅白歌合戦の司会候補にも挙げているそうです」(前出のテレビ関係者)

 一方、矢部のピンでのレギュラーは、マツコ・デラックス、南海キャンディーズ・山里亮太と共にMCを務める『アウト☓デラックス』(フジテレビ系)と『やべっちFC』(テレビ朝日系)の2本のみ。しかも、『アウト』は、会話が達者な山里にお株を奪われ、存在感の薄さは否めない。

 唯一、矢部が存在感を発揮出来ているのは『やべっちFC』だけだが、それも現在、打ち切りが検討されているという。

「テレ朝は、番組視聴率こそ健闘していますが、広告収入がそれに比例せず、経営に苦しんでいます。そのなかで、『やべっちFC』は、以前から、“日本サッカー応援宣言”を掲げ、Jリーグなど国内サッカーのニュースを独占的に放送してきましたが、他方で、200億円とも噂される日本代表の放映権に頭を悩ませていました。広告収益だけでは、賄えませんからね。これまでにも打ち切りの話は浮上してきましたが、東京五輪が延期になったことで、いよいよこの放映権を手放すのではないかという情報が流れています」(スポーツ紙記者)

 当初、7月の東京五輪中継までは継続が決まっていたという『やべっちFC』。だが、ここにきて、打ち切りが急遽、現実味を帯びてきたという。矢部にとっては死活問題だが、そこでテレビ朝日が救いの手を差し伸べたのではないかーーというのは、前出のバラエティ制作会社プロデューサーだ。

「もし、『やべっちFC』が打ち切りになれば、岡村との格差は開くばかりです。そのため、先日放送された単発バラエティ『天命ナインティナイン』は、そんな矢部を救済するための番組だったのではないかと言われています」(前同)

 4月10日に放送された『天命ナインティナイン』は、もうすぐ50歳になる岡村と矢部の2人が、VIO脱毛など、体を張ることを売りにしたバラエティで、目下のところ、今後の放送は未定だ。

 大物芸人の救済番組といえば、『石橋貴明のたいむとんねる』を打ち切ったフジテレビが、新番組『石橋、薪を焚べる』を用意して話題を集めたが、果たして、矢部にも同じように救済の手が差し伸べられるのか?

本多圭(ジャーナリスト)

芸能取材歴40年以上、タブー知らずのベテランジャーナリスト。主な著書に『 スキャンダルにまみれた芸能界のトンデモない奴ら』など。

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ほんだけい

最終更新:2020/04/23 14:15
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