テレビ朝日『報ステ』コロナ感染は他局よりヤバい? 全館封鎖で消毒実施の異常事態
#テレビ朝日 #報道ステーション #新型肺炎 #コロナウイルス
NHK、TBS、テレビ朝日、電通……テレビメディアや広告代理店で新型コロナウイルスの感染者が続々と発覚し、テレビ業界に激震が走っている。
NHKが大河ドラマ『麒麟がくる』と連続テレビ小説『エール』を4月1日から撮影休止、日本テレビとTBSは4月2日の段階でスタジオ収録とロケを中止と7日の緊急事態宣言に先だった早い対応を行った。各局で生放送がある報道系の番組ではMCだけがスタジオに立ちテレワーク配信するか、人物同士の距離を大きく取るようにするなど対策しているが、いよいよ収録ができなくなるかとテレビ業界は戦々恐々だ。
このような状況の中で、大きく注目を集めたのが『報道ステーション』(テレビ朝日系、以下報ステ)のメインキャスターである富川悠太アナウンサーの新型コロナウイルス感染だ。富川アナは3日から4日にかけて38度の発熱があったそうだが5日には平熱に。6日から9日は通常勤務で報ステにも出演しており、各所から危機感の無さを指摘される始末となった。
また、新型コロナの感染対策を呼びかけてきた側とあってテレビ朝日へクレームが相当数入っているようで、15日の報ステでは「このような事態を招き、視聴者の皆様、関係者の皆様に大変なご迷惑をおかけしました。申し訳ございません」と謝罪のコメントを発表。しかし、なにかと鬱憤がたまっている視聴者からの富川アナ責任問題を追及する声は大きいようで、番組存続の危機を報じるメディアもあるほどになっている。
というのも、報ステのスタッフからは続々と感染が発覚し、20日現在で富川アナを含めて4名に達していることが理由に挙げられている。その中には『たまむすび』(TBSラジオ)でおなじみのフリーアナウンサー・赤江珠緒の夫でもある報ステのチーフプロデューサーも含まれており、赤江自身も新型コロナに感染してしまった。
「テレ朝は17日から19日にかけて全館封鎖し館内消毒を行ったそうですが、前代未聞の事態だと上から下への大騒ぎです。なにしろ報道だけでなくほかの部門も一律封鎖されましたからね。放送でも伝えられていましたが、現在の報道ステーションスタッフを全員休ませて過去に関わった報ステOBスタッフをかき集めて回しているのも異例です。
フリーのOBスタッフたちは感染の怖さはあるものの、他番組の制作ができないので苦渋の決断で参加している人もいる。ちなみに電通はテレビ局営業スタッフの執務室入りを禁止したそうで、ヤバイと判断したのでしょうね」(テレビ局制作スタッフ)
テレビ朝日のこの騒ぎようは、感染者を出している他局とはワケが違うからなのだとか。
「他局の感染者は、海外出張からの帰国者やロケ周りを担当していたスタッフがほとんどで、会社内に入らず隔離したから『局内感染』が発生していない。だから現場進行の変更や中止で済んでいますが、テレ朝の場合は局の内部で働いていたと判明している。しかも報道ですから現場と局内を出入りしているワケで感染が拡大する恐れもある。さらに、この忙しい時期に消毒のため3日間も完全封鎖しているので、すでに番組作りが立ち行かなくなり、急遽の編集を発注された制作会社のスタッフたちは疲労困憊。免疫力も落ちているでしょうから、いつ新たな感染元になってもおかしくない」(同)
テレビ朝日は現状、ドラマの撮影を継続しており、刑事ドラマの撮影所にはロケバスが毎日のように出入りしているという。
一方で、報ステに限らず、すでに別の局の情報番組のスタッフにも感染者が出ているという噂が業界内を飛び交っている。芸能人の感染も相次ぐ中、テレビ業界はメディアを運用し続けることができるのかーー。
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