日テレ・藤井アナウンサーの好感度急上昇で桝太一アナは評価ダダ下がり! 新型コロナ報道で明暗
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テレビでは日夜新型コロナウイルスに関する報道が盛んだが、夕方のニュース番組『news every.』(日本テレビ)でメインキャスターを務める藤井貴彦アナウンサーの好感度が爆発的に上がっている。
藤井アナはこのところ続く新型コロナウイルス関連のニュースを読む際に、必ず視聴者へ向けてねぎらいと気遣いの言葉を添えるのだが、これが「心に染みる」と評判だ。例えば、4月17日の放送で「東京都で過去最多201人の感染を確認」というニュースを伝えた際には、「過去を変えることはできませんが、まだ2週間後の未来を変えることはできます。希望のあるうちにぜひご協力をお願いします」と明言し、力強く自粛を訴えた。
さらに20日の放送では「今、緊急事態宣言を受けて自分を律している人ほど、観光や遊びに出ている人を腹立たしく思うかもしれません。しかし、みなさんのような人たちがいるからこそ、欧米のような医療崩壊を防げています」と熱弁を繰り広げたのだ。
感染者数報告という緊張感のある報道が毎日続く中、藤井アナのこうした呼び掛けはじわじわと視聴者の心をつかんでおり、SNS上では「藤井アナの穏やかで力強い言葉が響く」「視聴者の思いを代弁してくれている」といった声が続出。この大反響の理由について、テレビ局関係者はこう分析する。
「自粛期間ということもあり、普段見ない時間帯のニュースを家で見る人が増え、これだけの反響を呼んでいるのかもしれません。3月から欠かさず視聴者へのねぎらいと自粛のお願いを伝え続けてきた藤井さんの根気の賜物ですね」
藤井アナは1994年に日本テレビに入社、『ウッチャンナンチャンのウリナリ!!』などバラエティ番組で活動することも多かったが、入社16年目にして『news every.』のメインキャスターに就任。以降、10年間同番組でアンカーマンとして立ち続けている。日テレの男子アナウンサーの中では同期でフリーに転身した羽鳥慎一や、後輩の桝太一に比べれば地味な印象が拭えないが、前出のテレビ局関係者は「実力でいえば藤井アナが一番」だと語る。
「羽鳥さんや桝さんなど、スターのような扱いを受けている人たちと比較すれば少々影が薄かったかもしれませんが、純粋に原稿を読む力、伝える力でいえば藤井さんのほうが断然優れていると思います。有事の際にはそれが如実に表れる。桝さんも朝の帯番組『ZIP!』で新型コロナに関するニュースを読んでいて、アナウンス力も悪くないんですが、いかんせんバラエティに出演しすぎているせいか、緊張感に欠ける(苦笑)。藤井さんの緊張感がありながら、威圧感のない伝え方がちょうどいい塩梅なのかもしれません。特に、コロナ疲れを起こしているような視聴者には響くものがあるんでしょうね」
毎年12月に発表されるオリコンの「好きな男性アナウンサーランキング」などには、なかなか名前が上がらなかった藤井アナだが、アナウンス力という確かな武器に磨きがかかった今、「人気ランキング」では測れない“本当の評価”が集まり始めているようだ。
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