二階幹事長と公明党もすでに安倍首相に見切り、コロナが収束した段階でお役御免に
#週刊誌 #元木昌彦 #週刊誌スクープ大賞
フライデーが、『ヒルナンデス!』などで活躍する女優でモデルの河北麻友子(28)が、長身の男とマンションから出てきた瞬間をとらえている。
この男、14年にもフライデーが「熱愛」を報じていたそうだが、何者なのか? ここでは彼の仕事について触れていない。2人は今や夫婦同然に暮らしているようだ。
さて、今更、小室哲哉(61)でもないが、一応紹介しておく。くも膜下出血で倒れた妻のKEIKO(47)と、東京家裁で離婚調停をしていたという。
別居中の生活費などを求める調停だそうだが、小室側が提示してきたのは、わずか8万円程度だった。家賃70万円近いマンションに暮らし、運転手付きのベンツを乗り回しているのにである。
当然、8万円は退けられ、KEIKO側の要求した額で決着したそうだ。
ニンニク注射をしてもらっていた女性看護師とは、今でも付き合っているそうだ。小室は3度目の結婚を考えていて、KEIKOとの離婚を急いでいるのではないかという観測もある。
もはや、KEIKOのほうも、よりを戻す気は全くないだろうから、どうにでもしてくれというところか。
お次はポストから。
アベノマスクにお気楽なくつろぎ動画で、この男はいざというとき頼りにならないということを満天下に知らしめた安倍首相だが、一番呆れているのが、首相の腰巾着といわれる官房長官だと、ポストが報じている。
ポストによれば、菅が、安倍に対する不満をはっきり口に出したのは、安倍が全国一斉休校要請を出した時だったそうだ。
休校に慎重だった菅は、決定直前まで知らされていなかった。安倍と今井尚哉補佐官ら、ごく一部の人間だけで決定されたのである。
それに対して菅は、参院予算委員会でこう説明した。
「どうするか(首相と)議論した。『最終的には首相のご判断ですよ』とも申し上げた。4~5日間議論して、首相がその日午後、判断されたと聞いた」
これほどの重大な決定に、官房長官を呼ばないのは異例中の異例だそうだ。
それ以上に、菅に近い議員を驚かせたのが、自らが部外者であったことを隠しもしなかったことだったという。
菅としては「やってられるか」という気持ちで、こんな体制ではコロナ感染対策はできないと、菅の安倍官邸に対する決別宣言だというのである。
それ以後は、会見でも、役人が書いたメモを読み上げるだけで精彩を欠くという。
ポストは、この肝心な時に官邸は機能不全に陥ったと見ている。
決定的だったのは、安倍が緊急経済対策の目玉として打ち出した、30万円の現金給付が不評で、まず二階幹事長が、これとは別に「国民1人10万円」をという案を提案し、公明党が遅れじと安倍にねじ込んで、認めさせたことだった。
二階派議員がこう語る。
「二階幹事長も公明党も、すでに安倍首相では危機を乗り切るのは難しいと見切りをつけている。与党が中心になって経済対策を作り直す。総理はコロナが収束した段階で役割を終え、総裁選に突入する。二階さんは石破茂・元幹事長や竹下派,石原派など非主流派幹部と会合を持ち、ポスト安倍で動き始めている」
すでに安倍の命脈は尽きかけているようだ。
こんなニュースが朝日新聞にある。
オランダでは、一部のかかりつけ医から、高齢者はコロナ感染時、治療を受けられないと通告され始めていると朝日新聞(4月18日付)が報じている。
中部アルメールに住むコー・フランセ(82)は、かかりつけ医から電話でそう告げられた。
「足が少し不自由だが、呼吸器などに慢性疾患はない。フランセさんは朝日新聞の取材に対し、『個人の健康状態は様々で、治療を受けられるかは年齢だけで決めるのではなく、個人の希望が尊重されるべきだ』と話した」
だが、アムステルダムの医療専門機関「緩和ケア専門知識センター」は3月下旬に、かかりつけ医らに、「余命1年未満だったり、慢性的に体が弱かったりする患者を集中治療室に運ばないとする基準を再確認し、内容を患者にも伝えるよう」要求した。
さらに「集中治療室医組合が3月に感染拡大時の医療崩壊を避けるため、救命対象基準を『80歳』とする指針を作り、後に『70歳』に引き下げていたことも判明した」(同)
要は、70歳以上は助けないということである。
オランダは、安楽死が認められている国である。コロナに感染した場合、年齢を考える、集中治療室に入れたとしても生き残れるとは考えられないから、安楽死を選びたいという高齢者もいる。
自分の命の選別は自分がするというのだ。
だが私は、「年齢による医療差別はあってはならず、治療を行うかは、健康状態や今後の人生の質を見て決めるべきだ」と主張する、高齢者の意見を代弁する政党「50プラス」のヘンク・クロル党首の考えに同調する。それは、私が高齢者というだけではないはずだ。
現代も「命の選別」について触れている。
「イタリアのロンバルディア州では、ICUでの治療を必要とする患者数が2月末からの3週間で1135人に達した。だが、地域のICUは800床しかない。マスクも、人工呼吸器も消毒液もなにもかもが足りないのだ。
そこに検査や治療を求める患者が次々に押し寄せる。『医療崩壊』状態に追い込まれた病院では、致死率の高い高齢者を見捨て、回復する可能性が高い若者の治療を優先した」(現代)
社会学者の大澤真幸は、「しかし人は、この苦渋の選択を繰り返すうちにだんだんと慣れていき、痛みが消えていきます。これが何を意味するのか。『一番弱い人を助けよう』という、人間が大切にしてきた倫理の土台が崩壊するということです」
現代によれば、命の選別は当然ながら、日本でも起きているという。
「4月9日、日本救急医学会は『新型コロナウイルスの感染拡大により、脳卒中などの重症患者を受け入れられない事態が起きている』という声明を発表した」
医師に命の選択を委ねれば、医師も深い傷を心に負うことになる。哲学者でドイツのボン大学教授のマルクス・ガブリエルは、
「『命の選択』の責任を医師に負わせてはなりません。誰を助け、誰を見捨てるか、その基準は政府が決めるしかない」
という。
私は嫌だね、今の政府に、自分の生死を左右されるのは。冗談じゃない。
新潮でもこの問題を扱っている。石倉文信医師は、コロナで高度の医療を受ける際、「医療機器が不足したら若い人に譲る」という意思表示カードを、高齢者は持てという。
冗談じゃない。命というのは年齢で決めるものではない。命はだれのものであっても大切なのだ。そんなことをすれば、この国は、そうですかと、高齢者は捨てられる。
今必要なのは、みんなが助かるように、医療崩壊を起こさない体制づくりを大至急するべきこと、いうまでもない。
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