日テレ『24時間テレビ』“強行案”に現場大混乱! スポンサーは降板要求、タレントも及び腰でもゴリ押しの裏事情
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日本テレビが毎夏放送する『24時間テレビ』が、新型コロナウイルスの影響で今年は中止になるという情報が民放各社に駆け巡っている。
「日テレの小杉善信社長が、3月24日の定例会見で『24時間テレビを今年もやる予定です』と発表したことがフライングだと波紋を呼んでいます。とくに難色を示しているのが、協賛企業という名目でスポンサーとなっている企業だそう。日産はスポンサー料だけでなく、各地方の日産ギャラリーなどの会場も貸すなど全面的に協力していますが、このコロナ騒動のなかでそれはできないと話しているといいます。もしもこのまま強行するのならば、今後は協賛から降りるという話も出始めているようです」(民放関係者)
『24時間テレビ』のメイン会場には毎年大勢の観客が詰めかけ、全国各地とのロケや中継も多い。感染症拡大防止の観点で不安は大きいため、他のスポンサーからも同様の声が上がっているという。
「調整をしている電通には、なぜこんな時期にテレビ放送をする必要があるのかとクレームも入っていると聞きます。番組を放送しないで、純粋に募金だけにしてはどうかという話も出始めているようです」(広告代理店関係者)
なぜ、そこまでして日テレは『24時間テレビ』を強行したいのか? その裏には、上層部の思惑があるという。
「社長の小杉氏は『クイズ世界はSHOW by ショーバイ!!』(1988年~1996年)や『マジカル頭脳パワー』(1990年~1999年)など次々とヒット番組を連発し、視聴率が低迷していた『24時間テレビ』も人気番組へと押し上げた功労者。その小杉氏が社長の代で、40年以上の歴史ある『24時間テレビ』を中止するわけにいかないと上層部は考えているようです。しかし、コロナの影響で地方の撮影も出来なくなってきているなかで、ロケも出来ないのにどうやって作るつもりなんだと現場からは批判の声が上がっています」(前出の民放関係者)
さらに現場を困惑させているのが、仰天の強行案だ。
「日本武道館などのメイン会場となる施設も借りられないので、汐留の日テレ本社を使って生放送を行う案が出ているようです。本社前に野外テントを立てて、メインとなる放送は屋外で行うことでコロナの影響を最小限にしようと考えているようですが、無茶な要求をされたプロデューサー陣は頭を抱えて毎晩会議をしていますよ」(同)
困っているのは日テレのスタッフだけではなく、タレントも同じこと。「“チャリティー番組”という名目ではあっても、こんな時期に出演するのはかなりのリスクです」と語るのは、ある芸能事務所のマネージャーだ。
「当日は、日テレの制作スタッフだけで外注も合わせて1000人を超え、タレントや関係者も含めると膨大な数の人が出入りします。そこでコロナに感染したとあってはタレントのイメージもダウンしますし、なにより日テレと今後、仕事がし辛くなってしまいます……」(前出の芸能事務所マネージャー)
上層部ばかりが先走っている日テレだが、すでにチャリティーマラソンのランナーも極秘に選別されていたという。
「今年はジャニーズタレントを走らせる予定だったようで、Sexy ZoneやKAT-TUNのメンバーがリストアップされ、話が進められていました。しかし、ジャニーズ事務所サイドが、日テレ社長の『24時間テレビ』強行発言が批判を受けて炎上したことを危惧して、協力はできないと難色を示しているみたいです」(前出の民放関係者)
社長の一声で大混乱を招いている今年の『24時間テレビ』。これだけ内外で批判されても強行するようならば「金儲けのため」と言われてしまっても仕方がないかもしれない。
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