『沼にハマってきいてみた』はいだしょうこ画伯の新作似顔絵に驚愕!
#Eテレ #沼にハマってきいてみた
趣味や嗜好を「沼」と称し、その沼にどっぷりハマった10代の若者たちの世界を深く掘り下げる『沼にハマってきいてみた』(Eテレ)。この番組が4月14日に取り上げたのは「オモ写沼」だった。
家にこもっていても楽しい趣味「オモ写」
「オモ写」とは、オモチャがまるで生きているように見える写真のこと。5年ほど前からSNSで流行しており、いまや全国的なコンテストが開かれるほどの盛り上がりだ。その人気、わからないでもない。誰しも、これに近い遊びを経験しているはずである。ちなみに、番組MCのサバンナ・高橋茂雄は芸能界きってのドラえもんファンとして有名だ。
「俺もこんなん好きやわって思ったのよ。ドラえもんのフィギュアを何個か持ってて、ジャイ子にスネ夫が説教されてるシーンとか、一時撮ってたなと思って」(高橋)
写真を撮らないまでも、手持ちのフィギュアに命を吹き込み、ストーリーを展開させていく遊びをしたことはみんなあるはずだ。女子にとっては箱庭遊びに近い感覚だろうし、筆者もキン消し(キン肉マンの超人を模した消しゴム)同士で闘わせ、自分なりの世界観を築いていたものだ。
この日のゲストのりょう君は、レゴの人形を身近な環境にたたずませ、本当に生きているかのように見せる「オモ写」撮影を趣味にしている。例えば、彼は以下のような写真を過去に製作していた。
・作業中にバケツの水をこぼした人形(ノートパソコンにあるAppleマークを水たまりに見立てた)
・ビリヤードを楽しむ人形たち(スマホをビリヤード台に、M&Mチョコレートをボールに見立てた)
・空飛ぶじゅうたんに乗って飛んでいく人形(ポテトチップを空飛ぶじゅうたんに見立てた)
・くるくるとリボンを回す新体操選手の人形(りんごの皮をリボンに見立てた)
・ジャングルを突き進む探検隊の人形たち(じゅうたんをジャングルの草むらに見立てた)
りょう君が表現するのは「人の暮らしの中で隠れて生活している人形たち」だ。じゅうたんをへこませてわざと足跡を作ったり、ディテールのこだわりもなかなかである。というか、これって身近なものと人形が材料の難易度が高い大喜利ではないか? 撮影技術だけでなく発想力も重要になってくるのだろう。
さて、大喜利といえば芸人である。スタジオでは高橋が「オモ写」撮影に挑戦、スプーンを滑走路に見立てスケボーで滑ろうとする人形の写真を製作した。さすがの発想力だ。
と同時に、アシスタントの松井愛莉を無視して作品作りに没頭するという芸人にあるまじき態度も見せた高橋。それもわかる。「オモ写」に取り組むと時間が過ぎるのを忘れ、1人の世界に没頭してしまいそうだ。
「オモ写沼」、普通に面白そうだった。自宅にあるフィギュアを手にとり、挑戦してみてもいいかもしれない。ハマれば無限に時間が溶けそうだし、この趣味があれば家にこもっていても楽しいはずだ。
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