『チコちゃんに叱られる!』今夜は通常放送も、岡村隆史がポロリ「NHKに入られへん」
#NHK #西山茉希 #岡村隆史 #チコちゃんに叱られる!
4月10日放送『チコちゃんに叱られる!』(NHK)のゲストは、東京スカパラダイスオーケストラの谷中敦と西山茉希。特に注目は、バラエティ番組の出演が珍しい谷中だ。どうも最近、この番組は福山雅治、久保田利伸などミュージシャンの登場が増えてきている。ただ、今回の谷中は岡村との親交が出演の理由だろう。「岡村隆史のオールナイトニッポン歌謡祭 in 横浜アリーナ2019」で岡村はスカパラと共演しており、2人はそれ以来の仲なのだ。
今回、番組が取り上げたのは以下の3つのテーマだった。
・なんで草食動物は草しか食べないのに筋肉モリモリなの?
・なんで鉛筆で字が書けるの?
・なんでお城にしゃちほこがのってるの?
NHKでエッチな思考回路を露呈する西山茉希
「この中で一番体を鍛えているカッコいい大人はだあれ?」というチコちゃんの呼び掛けから、日々鍛錬している谷中が回答者に選ばれた。
チコちゃんからの質問「なんで草食動物は草しか食べないのに筋肉モリモリなの?」に谷中はうまく答えられず、「ボーッと生きてんじゃねーよ!」と叱られてしまった。すると、谷中に代わって岡村が「牛には胃が4つあって移動してる間に草が唾液や胃液と混ざり合ってタンパク質に変わる」と回答。チコちゃんが「体内に何がいるの?」と聞くと、今度は西山が突然「虫!」と入ってきた。話し続ける西山の口元は正解マークで隠され、声にはピヨピヨ音が被さった。
「つまんねー奴だなあ~」(チコちゃん)
西山の回答は当たっていたらしい。お見事! この問題の正解は「体内に大量の微生物がいるから」である。
正解が出て悔しがるチコちゃんは、続いて漢字問題を出題した。埼玉県にある「ちちぶ」はどういう漢字? という問題だ。当然、答えは「秩父」だが、西山が書いたのは「乳部」という字だった。われわれと同じ発想の西山。NHKなのに下ネタだ。
さて、草食動物が筋肉モリモリな理由について追っていこう。確かに、ずっと不思議に思っていたテーマだ。
人や動物が筋肉を作るにはもとになるアミノ酸が必要で、そのアミノ酸には大きく分けて「筋肉を作るアミノ酸」と「筋肉を作れないアミノ酸」の2種類がある。このうち、筋肉を作るアミノ酸は、草にはあまり含まれていない。例えば、牧草に含まれる約10%のアミノ酸のうち、筋肉を作るアミノ酸はたった約35%である。
では、なぜ草食動物は筋肉モリモリなのか? 身近な動物の牛を例にしてみると、牛の体には4つの胃があり、食べた草はまず1番目の大きな胃に入る。ここには大量の微生物がすんでおり、草を分解してアミノ酸を作る。胃の中にすんでいる微生物はその体内で草を分解し、「筋肉を作れないアミノ酸」を「筋肉を作るアミノ酸」に変える。そして、草を餌に微生物はドンドン数を増やし、2~3番目の胃を通り、4番目の胃で微生物を消化して「筋肉を作るアミノ酸」として利用する。つまり、牛は体内で筋肉を作るアミノ酸の塊のような微生物を大量に増やし、それを消化吸収することで筋肉を作っているのだ。これは、ほぼ肉を食べているのと同じ状態である。
牛と同じように微生物を胃で消化し、筋肉を作るアミノ酸を吸収して筋肉を作っている動物にキリン、シカ、ラクダがいる。一方、そうではない草食動物の馬、サイ、ゾウ、ゴリラは草に含まれるわずかなアミノ酸を大量に摂取して筋肉を作っている。大腸の微生物が食べた草をエネルギーに変え、そのエネルギーのおかげで大量に食べていられるのだ。
どちらにしろ、草食動物は体内にある大量の微生物のおかげで草からアミノ酸やエネルギー源を効率よく摂取して筋肉モリモリになっているというわけである。
ふと思ったのだが、この微生物を人間が人工的に摂取したら同じように筋肉を作れるのだろうか? ……いや、大量の微生物を飼う器官が必要だろうし、人の体のサイズでは難しいのかもしれない。
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