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さんきゅう倉田の貨「へぇ~!」のはなし【12】

キャッシュレス還元は6月で終了…今こそ使いこなしたい「ペイ」の便利術

さんきゅう倉田

 

 当初の予定だと、10月から始まったキャッシュレス還元が6月で終了します。増税によって、小売全体の売り上げは落ちましたが、ありとあらゆるキャッシュレス決済に対応したコンビニは、売り上げを伸ばしました。

 「きっと、どんなキャッシュレス決済も使えるだろう」という安心感があるよね、コンビニには。

何がキャッシュレス決済に含まれるの?

 最も身近なのは、「交通系電子マネー」でしょうか。SuicaやPASMOがこれに当たります。ぼくはPASMOを使っていますが、決済をするときは「Suicaで」と言っています。レジではSuicaもPASMOも同じ取扱いなんですね。

 昔からあるキャッシュレスといえば、クレジットカードです。

 インターネット上で買い物ができるようになり、今ではほとんどの人が持っているのではないでしょうか。大学生の頃は、クレジットカードなんて怖くて持てませんでしたが、今では持っていないと不便で仕方ありません。

 もし、クレジットカードを持ってない人が目の前にいたら、とてつもなく時間を無駄にしているのではないかと心配になります。

 映画やイベントのチケットは、事前に決済を求められたらクレジットカードで支払いますし、サブスクの支払いにも不可欠です。通販は、代引にすることもできますが、手数料の支払いや小銭の準備は積み重ねると多大なコストになります。クレジットカードさえあれば、あらゆる悩みから開放され、部活も恋愛も勉强も家族関係もうまくいくと思います。

 そして、最も新しいのがQRコード決済ですね。ぼくは「ペイ」って呼んでいます。今回は、そのペイについて。

ペイの良いところ、そうでもないところ

 PayPay、LINEPay、メルペイ、楽天PayといったいくつかのQRコード決済が、しのぎを削っています。どれも同じようなQRを表示して支払うのに、お店側の対応はまちまちです。PayPayでの支払いはできるけどメルペイはできないとか、その逆はできるとか、そもそもペイでは支払えないとか、レジで確認するのに手間取ってしまいます。

 そのうちもっと便利になるんでしょうが、今はまだ改善に期待する時期ですね。

 ペイのいいところは、チャージ額が大きいところ。交通系は2万円までしかチャージできませんが、ペイはそれを遥かに超える金額をチャージできます(ブランドによって、チャージ額は異なります)。家電量販店での買い物に良いですね。

 また、個人間で送金できるのも便利です。

 遠く離れた誰かに、お金を送ることができるので例えば、飲み会で途中で帰る人がいる場合、5000円くらいを置いていくようなことがあるじゃないですか。足りない場合もあるし、余る場合もある。

 ペイなら後から請求して、送金してもらうことができます。

 また、みんながペイで払えば、「あたし1万円しかない」「俺も」「ぼくも」「1000円札ある人いない~?」と困ることもありません。

 ただし、ペイの唯一の欠点は、スマホを取り出してアプリを開くまでにやや時間がかかることです。会食なら問題ありませんが、コンビニなどの滞在時間が短い業態で決済するときには、交通系のスピードと比較して、遅いと感じてしまいます。

 スマホの性能にも由来しますが、一番改善してほしい点ですね。

☆今回のポイント

「ペイ、交通系、クレジットカード、ひとつずつ持って活用しよう」

 どれも、それひとつでは万全ではありません。すべてを持って、お店によって使い分けるようにしましょう。きっとあなたの生活を豊かにしてくれます。

さんきゅう倉田(お笑い芸人)

大学卒業後、国税専門官試験を受けて東京国税局に入庁。法人税の調査などを行ったのち退職、芸人に。

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さんきゅうくらた

最終更新:2020/04/17 12:12
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