木村拓哉にクイズ番組「ヤラセ」疑う声　正解連発で林先生に勝つのは不自然？

　4月14日放送の『林修の今でしょ! 講座』（テレビ朝日系）に木村拓哉がゲストとして出演したが、あまりにも正解を連発したため、視聴者から“ヤラセ”を疑う声が出ている。

　番組では東大クイズ王の伊沢拓司が林修先生と木村拓哉にクイズを出題。最初のクイズは、工場内で何を作っているか早押しで答えるものだったが、木村は豚肉と玉ねぎ、干しホタテ貝柱が登場しただけでボタンを押し、見事「シュウマイ」と正解を言い当てる。さらに、最初に登場した工場の外観から見覚えがあったといい、「崎陽軒」の工場ということも当てた。

　続けて、「豚のしょうが焼きのタレに加えるとジューシーになるものは？」との3択問題が出題されると、木村は「梅酒」、林先生は「オリーブオイル」を選択。正解は「梅酒」であり、木村はその理由まで完璧に説明したため、伊沢は＜解説をしたいんですが、あまり僕は言うことが残っていないかもしれません＞と戸惑うほどで、林先生も感服していた。

　いつもの番組なら、博識として知られる林先生が間違える場面は多くない。林先生と伊沢が木村を褒めちぎることもあり、視聴者からは「わざとらしすぎる」「林先生はあえて間違えたのでは」などと疑問が噴出。木村をカッコよく見せるために、番組が“ヤラセ”をしたのではないか、と疑いがかかっている。

　木村拓哉がクイズ番組で正解を連発し、ヤラセを疑われたことは過去にもある。今からちょうど10年前、2010年に『世界ふしぎ発見！』（TBS系）に出演した際、木村はパーフェクトを達成。しかしただでさえ難しい『世界ふしぎ発見！』で、それまで木村がクイズに強い印象は全くなかったことから、視聴者から「ヤラセだろ」とのツッコミが殺到したのだった。

語り継がれる「でじる」と「シザーサラダ」
　木村拓哉の「正解連発」をわざとらしく感じてしまうのは、木村が他の番組でクイズに挑戦した際、好成績を残していないからだろう。

　例えば『SMAP×SMAP』（フジテレビ系）のクイズで「 Michael Jackson（マイケル・ジャクソン）」を「Michel Jakson」とフリップに書いたり、『笑っていいとも！』（フジテレビ系）では、「Love Scene（ラブシーン）」を「Love Sean」と書くなど、クイズでの木村は英語のスペルミスがしばしば。

　2017年に主演ドラマ『A LIFE～愛しき人～』（TBS系）の番宣のため、『関口宏の東京フレンドパーク2017　新春ドラマ大集合SP!!』（TBS系）に出演した木村は、「好きなサラダランキング」を答えるクイズに挑戦。自分が答える番になると、「シザーサラダ」と回答した。

　しかし一般的には「シーザーサラダ」という名称。番組内でツッコミを入れるタレントが誰もいなかったことも含め、ネット上では大きな話題となった。ちなみに、妻の工藤静香もInstagramに＜ヨーグルトベースの“シザードレッシング”を作りました＞と書いていたことがあり、家庭内では「シザーサラダ」と呼ぶのが普通なのだろう。

　また『SMAP×SMAP』で「出汁（だし）」を「でじる」と言って話題になったこともある。ちょっとした失敗や思い違いは誰にでもあることだが、木村拓哉の場合は「ツッコミ不在」であるがゆえに、際立って滑稽に見えてしまう。誰かが「シーザーサラダやないかい」とツッコめば良いものを、スルーせざるを得ない空気に包まれる。これは木村にとっても非常にもったいないことだろう。

　各テレビ局が日替わりと言っていいほどの頻度で放送している様々なクイズ番組。出される問題は、小学生レベルから東大生でもわからないマニアックなものまで幅広い。クイズ番組の常連出演者の中には、ハイレベルな設問に対応すべく、クイズ研究に励むタレントも多いという。ゆえに、木村拓哉もまた、出演番組の傾向を読み、準備万端で収録に臨んだ可能性もゼロではないが……。

　そもそも『SMAP×SMAP』時代から料理は得意な木村。シュウマイを作る材料や手順、しょうが焼きを美味しくするコツくらい、木村にとっては知っていて当然の情報だったとしてもおかしくない。伊達に料理の腕を磨いてきたわけではないのだ。

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