嵐のコンサート延期でDVDがつくれない!? 音楽業界が抱えるさらなる苦悩
#ジャニーズ #嵐
5月15日、16日に開催予定だった嵐のコンサート「アラフェス2020 at 国立競技場」の延期が決定したことが、14日に発表された。同時にコンサートや五輪イベントなどを経て、活動休止予定だった嵐のスケジュールに大きな狂いが出たことになる。
政府から緊急事態宣言が発令されたのが4月8日。それ以降、ジャニーズ事務所の5月に開催される予定だった公演も続々と中止・延期が発表されていた。しかし、件の”アラフェス”は3月31日までチケット申し込みを受け付けており、さらにチケットの抽選結果を4月16日に発表予定とするなど開催を強行する構えを見せてきた。
「コンサートを強行したかった理由に、活動休止があることは間違いないでしょう。大野智のストレスが限界で脱退するという話から始まり、メンバー内で散々と話し合った結果だからこそ動かしづらいんです。五輪延期の話が出た段階でも話題になっていましたが、2020年一杯での活動休止を延ばす見込みはないとされてきました」(芸能記者)
昨今の新型コロナウイルスによる大幅な予定変更や調整が必要とされる中で、嵐のメンバーたちの悩ましい思いが芸能メディアで虚実入り混じった形で囁かれてきた。緊急事態宣言が発令したにも関わらず、5月のコンサート公演の抽選を行おうとしていたのはその証左といえるだろう。
もちろん、ビジネス的な面でも延期は苦渋の決断だったに違いない。というのも、音楽業界の関係者たちが密かに頭を悩ませている”問題”があるからだ。
過去のようにCD販売のみでは成り立たなくなり、ライブやグッズ販売が売り上げの主軸となっている音楽産業。特にアイドルは“もうひとつの円盤”とも呼ばれるライブDVDの売り上げが欠かせなくなっている。
「通常、ライブDVDは各地のライブ映像を撮り溜めたものをつなぎ合わせ使用したりするが、やはりツアーファイナルに選ばれやすく、なおかつ制作体制が整いやすい東京での公演映像が使用されることが多い。19年から20年にかけて続くツアーはすでに制作開始しているが『素材が足りない』なんて声があちこちから上がっている。東京事変のようにライブを強行したところは素材があるので回収の目処も立ったかもしれないが、素材が足りずに急遽、別映像の企画を立てているアイドルグループなどもあるようだ」(映像制作会社スタッフ)
アラフェスは嵐にとって活動休止前のラストコンサートであり、思い入れのある国立競技場での開催とあって、演出なども相当に豪華なものだったと言われている。
コンサートは延期、グループ内の緊張感も高まっているが、もしもアラフェスが開催された際に発売されるだろうDVDの中にはどんな姿が収まっているのだろうか。
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