米倉涼子が個人事務所を設立で、古巣オスカープロモーションの暗い影が表出
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女優・米倉涼子がデビュー以来約27年間在籍していたオスカープロモーションを3月いっぱいで退社し、4月3日に個人事務所「Desafio(デサフィオ)」を設立して話題となっている。
同プロといえば、古賀誠一会長の娘婿の役員によるパワハラで数多くの社員が退社していることが以前から複数のメディアで報じられていた。
さらに、岡田結実や忽那汐里、ヨンアなどの所属タレントの相次ぐ退社も伝えられて、数多くの人気女優やタレント、モデルを抱えて、大規模オーディションの「国民的美少女コンテスト」などでも知られる日本最大級のモデル事務所のお家騒動は世間の耳目を集めてきた。
他の芸事務所のマネジャーはこう語る。
「確かにオスカーさんのゴタゴタは今にはじまったことではなく、報道のとおりだいぶ以前から数多くの社員が退社していました。その背景に古賀会長の娘婿の存在があるのは間違いありません。娘婿はとにかく金に厳しいらしく、以前は青天井に近かった経費も、最近では1人3000円まで、しかもきちんとした理由を示せと役職付きの社員まで厳命されているそうです。新型コロナ騒動の渦中の今はもっと厳しくなっているかもしれません。とはいえ、この業界はコミュニケーションが何より大切で、食事や酒を交えての打ち合わせは日常茶飯事。業種柄、プライベートと業務の線引きが曖昧で休みも少なく、給料も他業種に比べると安いのですが、“経費だけは切れる”というのがこの仕事の数少ない魅力。それだけに、社員のモチベーションが下がるのも頷けます」
それでも、看板女優である米倉の退社は業界内でも驚きの声が大きかったという。
「米倉さんはモデルから女優に転身して今でこそ日本を代表する売れっ子女優の地位を得ていますが、モデル時代も今で言うカリスマモデルほどの人気はありませんでしたし、女優転身後も連続ドラマ初主演作である『整形美人。』をはじめ、ヒット作になかなか恵まれず、“低視聴率女優”扱いされていたほどです。そんな米倉さんが現在の地位を築けたのは彼女の才能や類まれなる努力はもちろんのこと、事務所の力、とくに古賀会長の力が大きい。そのことを重々理解している彼女の古賀会長への感謝の思いの深さや忠誠心の強さは業界内でも広く知られていました」とは前出の芸能事務所マネジャー。
さらに、続ける。
「実際、米倉さんは売れっ子になってからも給料制を続けていましたし、『ドクターX ~外科医・大門未知子~』など彼女のヒット作には古賀会長の名前が“企画協力”という形でクレジットされるなど、常に二人三脚で歩んできた印象です。それだけに、『他のタレントやスタッフが辞めても、米倉だけは最後までオスカーに残るだろう』というのが業界内の大方の見方でした」
そうした中、一部では古賀会長が、米倉と現在交際が取り沙汰されているアルゼンチン人ダンサーとの結婚を反対したのが退所の理由という報道もあるが、「古賀会長も長年事務所に貢献してくれた米倉さんに対しては感謝の思いも強い。さらに、今の米倉さんなら結婚が仕事上、大きなマイナスに作用するとも思えませんし、強硬に反対するとは思えません。現に、16年に離婚した出版関係の一般人男性との結婚も認めていましたしね」と否定する。
では、なぜ米倉は“盟友”である古賀会長の元を去ったのか?
「最大の理由は一部報道にあるように、恩人である古賀会長が社長から会長職となり、新社長やくだんの娘婿が事務所の経営面を仕切るようになったことでしょう。加えて、自身が大きな信頼を置いていた敏腕マネジャーが昨年末に退社したのも大きいと言われています。このマネジャーは会社を辞めた当時は米倉さんの専属ではなかったようですが、その動向は当然、米倉さんの耳にも入っていたでしょうしね」(同)
創業者でもある会長とその最高傑作である看板女優との別離は“美の総合商社”に想像以上に暗い影を落としそうである。
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