倉木麻衣、「父娘の雪解けムード」の矢先で実父“倉木パパ”が死去の痛恨
#倉木麻衣
歌手の倉木麻衣の実父で、元時代劇俳優で実業家の山前五十洋氏が5日、心不全で死去した。76歳だった。倉木は所属レコード会社を通じて、「昨年デビュー20周年を無事に終えて、父との再会を考えておりましたが、しっかりと心の整理ができたときに会ってお話ができればと思っていました」とコメントした。
「山前氏は倉木が幼い頃に、彼女の母親と離婚しています。倉木と山前氏は長らく絶縁状態にあったのですが、彼女のコメントによると、最近は父親との再会を模索していたようですし、山前氏が娘のライブを観賞して、差し入れすることもあったそうです。親子が絶縁したキッカケを考えると、この“雪解け”は意外でしたね」(スポーツ紙記者)
絶縁の裏には、2001年に起きたある出来事があった。
1999年にデビューした倉木は当時、次々と大ヒットを飛ばし、宇多田ヒカルと並ぶ歌姫として全盛期を迎えていた。そんな中、倉木の“ソックリさんAV女優”として活動していた倉本麻衣が、『歌姫伝説・倉本麻衣』なるAV作品のリリースを発表。これをプロデュースしたのが山前氏だったことから、倉木の所属事務所であるBeingを巻き込んでの大騒ぎとなった。
「倉木にとっては、ソックリさんのAVが世に出るだけでもイメージダウンなのに、それをプロデュースしたのが実父なわけだからなおさらです。当時、山前氏は“史上最低の父親”などと猛批判を浴びました。もっとも、山前氏にも言い分はあったようで、関係者からはAVではなく、CDと聞かされていたからプロデュースしたのだと弁明していました。結局、AVはお蔵入りとなりましたが、真相はどうであれ、彼は娘から絶縁され、現在に至っていました」(同)
また、山前氏は倉木が歌手デビューして有名になった途端、実の父親だとわざわざ名乗り出て、彼女が9歳のときに撮った映像を所属事務所に10億円で売りつけようとしたこともあったという。
「娘の名声を利用して金儲けをたくらんだ毒親といったところです。しかし、山前氏はBeingを立ち上げたばかりのブロデューサーの長戸大幸氏と知り合いだったことから、娘のデビューを頼み込んだりと、一方で父親らしいこともしているんです。もしかしたら、彼が起こした一連の所業は娘を傷つけるためではなく、別れた妻への当てつけだったのかもしれません」(同)
いずれにせよ、倉木と山前氏は長年の恩讐を乗り越え、親子の絆を取り戻そうとしていた。山前氏の死はその矢先だっただけに、倉木にとって痛恨だったに違いない。
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