『ロンドンハーツ』が打ち切り寸前から復活? デリカシーなき「第7世代イジリ」が再評価
#ロンドンブーツ1号2号 #ロンドンハーツ #田村亮
闇営業問題で謹慎していたロンドンブーツ1号2号の田村亮が、4月7日放送の『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)で約9カ月ぶりとなる地上波番組出演を果たした。
正式な復帰ではなく「見学」という形での出演となった亮。セットの外から収録を眺め、気になった点などをメモするという演出だった。
「亮さんの復帰による注目度アップの影響もあって、ここ最近、業界内ではロンハー再評価の波が来ています。“あれ? こんなに面白い番組だった?”なんていう声がよく聞こえてきます」
そう話すのは、バラエティー番組に携わる構成作家。特に昨年末くらいからロンハーの評価が急上昇しているという。
「2019年1月にゴールデンタイムから23時台に放送枠が格下げされた時は、いよいよ打ち切り準備かと言われていました。でも、そこから見事に復活したというイメージ。放送している企画は格付け、奇跡の1枚、ドッキリなど、昔とそんなに変わっているわけではないんだけど、内容がかなり攻めたものになった印象はあります」(同)
また、ロンハー復活の裏側には、お笑い第7世代の台頭も関係しているようだ。
「今のバラエティー界は、完全に第7世代が中心になっています。芸人を複数ブッキングする際も、まずは第7世代の中から誰を出演させるかを決めて、その周りを中堅芸人で埋めていくというパターンが多い。そんな中、ほかの番組よりも早い段階から第7世代をイジってきたロンハーは、アドバンテージがあるんですよ。そもそも“芸人イジリ”をずっとやり続けている番組なので、ほかの番組では見られない第7世代の魅力を引き出すこともできる。第7世代をいちばん上手に料理できているのがロンハーであり、だからこそ注目度が高まっているんです」(同)
さらに、芸人のスキャンダルを積極的にイジっていけるのも、ロンハーの強みである。
「亮さんはもちろん、離婚したFUJIWARAの藤本敏史、コンビ復帰直後のアンタッチャブルなど、ちょうど世間が興味を持っている芸人を特に躊躇なくブッキングして、これまた遠慮なくイジっていくのはロンハーならでは。まあ、もともとそういう番組だったんですが、23時台になったことで、いい意味でデリカシーがなくなってきているんでしょう」(同)
そんなロンハーは「お笑いブームと一緒に盛り上がる番組」という認識になっているという。
「ロンハーは企画力の番組ではなく、芸人さんのポテンシャルを楽しむ番組。だから昔と同じ企画をやっていても、出演者が一新されればまた、楽しめるということ。そして、お笑いブームが来れば、そこでまた注目度の高い芸人が増えるから、ロンハーも面白くなっていくというわけです」(テレビ局関係者)
お笑い第7世代が盛り上がっている今、ロンハーも当分は好調を継続しそうだ。
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