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日刊サイゾー トップ > 社会  > 封鎖解除後、中国・武漢市から逃げ出す人々

中国・武漢市から逃げ出す人が続出!「新型コロナ新規患者ゼロ」を謳う政府に不信感を抱く理由

封鎖解除後の武漢で倒れる男性…恐怖の動画がSNSで拡散

 一見新型コロナウイルスから立ち直ったと思われる武漢市だが、8日に中国版ツイッター・Weiboにその発表が疑わしくなるような動画が投稿された。映像内では、武漢市内の繁華街で男性が横たわる様子が確認できる。道行く人が通報したのだろうか、数秒後に防護服を身にまとった警察と医療スタッフと思われる人物が登場し、応急処置を行うという一幕が映し出されていた。この動画の投稿主は「もう大丈夫だなんて思わないで。武漢はまだ危険だ。無症状患者がそのへんにウヨウヨしているから」とコメントを寄せている。

 この投稿を受け、湖北省武漢市江岸区の防疫指揮部は「確かに8日午後3時半頃、市内で人が倒れていた。しかしこの男性は酒を飲みすぎて泥酔し意識を失っていた模様。酔いが覚めてからはその足で自宅に帰っている」と発表。新型コロナウイルスによる症状ではないと釈明したが、ネットユーザーからは「酔っていただと? COVID-19で醸造した酒か?」と揶揄する声も上がっており、「こんな状態で封鎖を解除して大丈夫だったのだろうか?」と人々はますます不安に陥っている。

 また、現地に在住する台湾出身のビジネスマンがひっきりなしに「台湾に帰りたい!」と台湾政府に要請している点も気になるところだ。当局の言う通り「新型コロナウイルスがコントロール下にある」ならば、なぜこんなにも帰国を切望するのだろうか。

 一部の国民ですら「疑わしい」と思う中国のこうした実態。武漢解放がさらなる混沌を招くことがないよう祈りたい。

AKO(ライター)

日本×台湾ハーフのフリーライター。海外エンタメのほかにネイル、コスメ、アニメ漫画と多趣味な為常に金欠です。ライターほか他にもイベントプランナー、中国語翻訳、グッズデザインなど。

あこ

最終更新:2020/04/11 11:30
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