トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed
日刊サイゾー トップ > エンタメ > テレビ  > 『沼ハマ』元アイドルのいちご愛
『沼にハマってきいてみた』レビュー

『沼にハマってきいてみた』元アイドルの異常ないちご愛! 農家でアルバイト、自腹でいちごソング制作

農家で働くほど強かった元アイドルの“いちご愛”

 4月8日放送回が取り上げたテーマは「いちご沼」である。この日は、いちごが大好きな元アイドルの宮島るりかが沼にハマった人として登場した。

 彼女は沼にハマりすぎたため、自分で作詞した「いちごの魔法」なる曲のMVを制作。そのための資金はクラウドファンディングで募り、なんと制作費に160万円を費やしたという。また、曲の内容がものすごいのだ。

「ビタミンCがたっぷり ヘタを取らずに洗ってね スリム・美肌・健康 パワーにチェンジ」

「いちご いちご キラキラいちご 幸せ運ぶよ 赤く甘いいちご」

「いちご」の連呼はインパクト絶大で、そんなつもりじゃないのに頭から離れず脳内リピートしてしまう。無意識にトランス状態に陥る曲なのだ。

 とはいえ彼女、ただかわいくアイドルぶってるわけじゃない。完全に本物だ。番組は宮島の生活に密着した。すると、部屋にあるクッションやパジャマやスリッパ、髪ゴムなどすべていちご柄である。さらに洗面所に行くと、ハンドソープ、ボディーソープ、ボディーミスト、美容液、スクラブ、パック、歯磨き粉等も全部いちご。冷蔵庫を開けると、そこにはいちご、いちごジャム、いちご菓子等が収まっている。朝食はいちごとヨーグルトといちごティーだし、出かける前の化粧ではいちごマスカラといちごリップを使用。外出時のファッションはいちごワンピースといちごの帽子を合わせて、いちごコーデの完成! っていうか、よくこんなにいちごの商品を見つけられたものだ……。

 そんな彼女が向かったのは、いちごのテーマパーク「東京ストロベリーパーク」だった。ここに行けばいちごスイーツを食べたり作ったりできるし、いちごグッズを買うこともできる。また、敷地内にはいちごの苗が約2万株あるファームがあり、1年中いちご狩りを楽しめたりもする。宮島は多いときで、ひと月に5~6回もいちご狩りに行くそうだ。

 そんな熟練の彼女が、いちご狩りのポイントを教えてくれた。

(1)摘み方

 人差し指と中指の間にいちごを挟み、90度の角度で自分のほうに傾ける。こうするといちごの枝にあまり負担がかからない。また、いちごを採ったときに「ペキッ」と音が鳴るのが一番食べごろという証し。

(2)見分け方

 いちごのヘタが反っているのが食べごろの証し。また、ツブツブがはっきりしているいちごはおいしい。

(3)食べる順番

 食べる品種は甘→甘→酸味の順番がいい。酸味のあるいちごを食べた後、また甘いいちごに戻ると甘さが際立っておいしくなる。また、途中で甘い口を酸味でリセットすれば、その後の甘さが引き立つから飽きずに楽しめる。

 それにしても、異常な詳しさと異常なこだわりである。というのも彼女、いちご農園でアルバイトした経験があるそうなのだ。

「いちごについてもっと知りたい、育てるところから収穫するまでいちごの全てを知っていたいと思って(笑)」(宮島)

 アイドル感満載の女の子が「いちご」を売り物にした……というレベルではなく、農家と共に苗からいちごを育てていた程の強者。そんな本物にいちごをここまで推されたら、さすがにいちごが食べたくなってきた。コロナが収まったあかつきには、いつかいちご狩りへ行ってみたい。

寺西ジャジューカ(芸能・テレビウォッチャー)

1978年生まれ。得意分野は、芸能、音楽、格闘技、(昔の)プロレス系。『証言UWF』(宝島社)に執筆。

記事一覧

サイト:Facebook

てらにしじゃじゅーか

最終更新:2020/04/13 08:38
12
ページ上部へ戻る

配給映画