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ズバッと!芸能人

フジモン、離婚でパワーアップ? 木下優樹菜の持ちネタもギャグにするタフな精神力

 今回取り上げるのは、FUJIWARA藤本敏史だ。レギュラーはコンビで出ている通販番組『キニナル金曜日』(TBS系)しかないものの、『プレバト!!』『東大王』(同)のほか、『アメトーーク!』『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)と、コンスタントに露出。そして何より今、一皮ムケた感がある。

離婚ネタは、お笑い芸人にとって最強!

 その最大の理由はやはり、昨年末の木下優樹菜との離婚だろう。今年最初の芸能ニュースとして世間をザワつかせたが、そんな芸人の離婚話は過去の例から見てもわかる通り、最強の“鉄板”ネタだ。

 例えば1992年、大竹しのぶと離婚した明石家さんま。それから28年たつ現在も、彼は結婚生活をネタにすることが多い。そして陣内智則。彼も藤原紀香と別れてから11年たつが、そのイジりはいまだに“使いべり”しない。さんまから「結婚式で聖徳太子みたいな格好して……」と言われては「それ、ワシやないかい!」、「後輩で、結婚式でピアノ弾いて浮気して離婚したやつおったわ!」と蒸し返されては「それ、ワシやないかい!」と同じようにツッコミ。おそらくこのやりとり、永遠に続くのだろう。

 そんな“先輩”の背中を見てきたフジモンも、2月13日放送の『秘密のケンミンSHOW』(日本テレビ系)では「家に帰ってもメシないんでね!」と自虐。また、3月20日放送の『アメトーーク!3時間SP』では、もたれかかった壁がそのまま一回転するというドッキリに引っかかっていたが、目の前に現れた新しいセットの壁に、元妻・木下の顔写真が貼ってあるという二重の仕掛けが。それに対して、すかさず「チョリース!」と挨拶していた。さらに、千原ジュニアからは「(写真が貼ってある)壁も全部タピオカでできている」とイジられていた。

 もともと芸人のパクリネタか、「顔デカいからや!」というギャグフレーズしかなかったフジモン。図らずも離婚によって、元妻の有名フレーズ「チョリース!」を“新ギャグ”にしてしまうところは、なかなかの強心臓だ。

離婚直前は絶不調だった

 ただ、木下と別れる前は、芸人から「タピオカ」というキーワードでイジられても、神妙な面持ちで「すみませんでした!」と謝罪するだけで、笑いで返すことがでなかった。というより当時は、それをちゃかすと、かえって火に油を注ぐ事態になっていたはずだ。

 ちなみに、1月21日放送の『ロンドンハーツ』の企画は、番組のロケ隊にバッタリ遭遇したというテイでひょっこり出てほしいと言われ、ロンドンブーツ1号2号・田村淳などからいろいろツッコまれたときの対応力を見る新型ドッキリだった。フジモンは朝日奈央やジャングルポケット太田博久らをハメる側だったのだが、いつものツッコミに精彩を欠き、しゃべりだしがワンテンポズレるなど、絶不調だった。原因は、このロケが離婚前に撮影されたものだったからだ。自身のメンタルが安定していないと、人を笑わせられないということがよくわかる。

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