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日刊サイゾー トップ > エンタメ > テレビ  > 佐藤二朗、99壁の即続行に違和感

佐藤二朗、『99人の壁』ヤラセ問題に「即謝罪&即続行宣言」関係者からは違和感の声

佐藤二朗オフィシャルサイトより

 100人の異なる専門的知識を持つ参加者がクイズで戦うフジテレビ系クイズ番組『超逆境クイズバトル!! 99人の壁』で発覚した不適切演出。フジテレビの発表によると、専門的知識を持つ参加者を100人揃えられなかった際、クイズには参加しないエキストラを集めて、番組収録に参加させていたという。

 この発表を受けて、番組MCの佐藤二朗はツイッターで「お客様(視聴者の皆様)には心からお詫び申し上げる。スタッフと話し合い、褌を締め直した彼らと今後も作品を創ると決めた。真剣勝負。これこそが、この作品の誠意でなければならない。」と謝罪するとともに、今後も番組を継続していくと投稿した。

 しかし、佐藤のこの“宣言内容”に違和感を覚えるテレビ関係者もいる。

「スルーすることなく謝罪したのは立派ですが、すぐさま出演者が続行宣言するのはどうかと思います。というのは、つまり、『ヤラセを許した』ということになる。解答権がないエキストラを参加させていたなんていうのは、番組のコンセプトを完全に否定する行為であって、打ち切りの選択肢があってもおかしくない。

 そもそもヤラセ演出を許すかどうかを決めるのはMCの佐藤さんではないし、“作品を創る”なんていう仰々しい表現も、クイズ番組にそぐわない。本当に番組を作品と呼ぶほど真摯な思いがあるなら、根本から覆すような演出を許すはずがないと思うのですが」(制作会社関係者)

 個性的な演技で独自のポジションを築いている佐藤。ツイッターでの少々気が利いたコメントも人気で、フォロワー数は174万を超えている。まさに温かみのあるキャラクターだが、業界内では良いところばかりが目立っているわけではない。

「ものすごくフレンドリーで人望も厚い俳優さんであるのは間違いない。一方で、“俺って面白いでしょ”といったオーラが溢れていて苦手だなんていう声も聞こえてきます。仲間思いで、作品に対する熱意があるのはわかりますが、必ずしも関係者全員がそこに共感しているわけではない。若いスタッフからは敬遠されることもあります」(テレビ局関係者)

 とはいえ、個性豊かでどんな役でも演じきることができる佐藤は、かなり重宝される俳優だ。次から次へとオファーが舞い込んできている。

「福田雄一監督の作品には欠かせない俳優として確固たるポジションを築いた。“もしもこの役を佐藤二朗が演じたらどうなるだろう”とワクワクさせるものを持っている。でも、そういった独自のポジションに上り詰めたことで、少々周りが見えなくなっているのでは?という気もしますね」(同)

 ここ数年、順調にキャリアを積んできた佐藤。今回のヤラセ騒動で風向きが変わらなければいいのだが。

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にっかんさいぞー

最終更新:2020/04/08 18:00
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