大河ドラマ『麒麟がくる』、撮影できないのに5話分を追加収録で現場は大パニックに!
#ドラマ #NHK大河 #麒麟がくる
政府の緊急事態宣言により、各局で放送延期が続出するなどテレビ業界が混乱している。
TBSでは、予定していた日曜劇場『半沢直樹』、金曜ドラマ『MIU404』、火曜ドラマ『私の家政夫ナギサさん』の延期が決定し、過去に放送された同局の連ドラ『下町ロケット』の特別総集編や『コウノドリ』の傑作選で穴埋めしている。
「TBSはバラエティもロケやスタジオ収録を4月19日まで中断。テレビ東京も同様に、生放送を除く収録を中断。テレビ朝日はキムタク主演のドラマ『BG』が延期に。フジテレビではアニメ『サザエさん』の収録も無期限延期となっています」(テレビ誌ライター)
CM業界ではディズニーランドなどテーマパーク系は一斉に差し替えになっているという。テレビ関係者が語る。
「通常放送予定のAプログラムが放送できないため、今はAプログラムが不測の事態で放送できないときの代替番組Bプログラムの作りだめを急ピッチで進めています。これは、スポーツ中継が早く終了したときなど用に低予算で作るものがほとんど。ゴールデンのドラマ枠をがっつり埋められるほどのクオリティとはいかないため、再放送や総集編に頼らざるを得ない状況です。また、タレントはスケジュールを押さえるだけでギャラが発生しますから、撮影ができないのは局としては深刻問題。スポンサーの体力が落ちることも予想されますから、未曾有の大赤字となることが懸念されています」
撮影ができないのに加えて、東京五輪が延期になったことにより、ぽっかり空いた放送枠をどうやって埋めるかも大きな問題となっている。
「とりわけ、NHK大河ドラマ『麒麟がくる』は東京五輪・パラリンピックの開催期間中に、5回分の放送を休止する予定となっていた。しかし、延期となったことで、その間も放送することが決まった。沢尻エリカの逮捕で撮り直しを余儀なくされて、スケジュールが押しているのに、さらに5話もつくらなければならなくなった。そもそも今は撮影自体がままならないので現場は大パニック。仮に撮影できても、大河の制作費は1話1億円ですから大打撃です」(週刊誌記者)
テレビ界にはこの状況を逆手に取った番組作りがもとめられているのかもしれない。
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事