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日刊サイゾー トップ > エンタメ > テレビ  > テレビ番組テレワーク化の副産物

オリラジ藤森『王様のブランチ』で自宅から出演、テレビ番組“テレワーク化”の副産物

オリエンタルラジオ・藤森慎吾

 昨今の社会情勢を反映して、テレビ局の“テレワーク番組化”が一気に進んでいる。4日に放送された『サタデープラス』『王様のブランチ』(TBS系)は出演者とスタジオを結んで中継の形で番組を進行した。

 系列局のMBSテレビが大阪のスタジオで制作している『サタデー~』は関ジャニ∞の丸山隆平、小島瑠璃子らが現地に入らず、都内のスタジオから出演。『王様の~』はメインMCを務めるアンジャッシュ・渡部建、タレント・佐藤栞里のみスタジオから出演したが、渡部の相方の小島一哉、お笑いコンビ・オリエンタルラジオの藤森慎吾らは自宅から出演した。

 在京テレビ局関係者は「まず新作ドラマやバラエティー番組の収録からストップしたが、今週後半になって生放送の情報番組もそれに準じた形になってきた。番組によっては事前予告なしに『お宝映像SP』などと題し、過去素材のいい部分だけを放送するなど、急場をしのぐ内容が目立ってきている」という。

 ただ、これも何週も続けられるかといえば「やがてネタは尽きますから。そうなると、最悪の場合、レギュラー枠返上なんて話も出てきかねない」(同)と危惧する。

 一方で、先述した2番組のような“テレワーク対応”は思わぬ副産物を産んでいるようだ。

「年々、制作費が削られるなかで実は大阪までの交通費、宿泊費もバカにならないわけです。東京で制作している番組も、楽屋はそれなりにケータリングなどをそろえる必要があり、さらに自宅から出演ならヘアメイクなどの経費も抑えられる。今までは予算を浮かすならオールロケ番組、ひな壇形式のトークバラエティーが多かったですが、これらに次ぐ新たな“新スタイル番組”を構築できるチャンスもある」(同)

 テレビ局にも波及している大ピンチをどうチャンスに変えるか。その手腕が試されるときだろう。

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にっかんさいぞー

最終更新:2020/04/06 00:00
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