波瀾爆笑、和風総本家、にじいろジーン…今春打ち切り番組の“A級戦犯”は誰だ?
#テレビ局 #打ち切り
春はお別れの季節とはいうが、今春の番組改編は“大物”の番組終了が相次いだ。『二代目 和風総本家』(テレビ東京系)と『にじいろジーン』(フジテレビ系)は、共に12年の歴史に終止符を打ち、『誰だって波瀾爆笑』(日本テレビ系)は28年間も続いたが、やはり番組は終了。人気がなければ終了となる過酷な現実が浮き彫りになったが、各々の番組を細かく見ていくと、そこには必ず理由があることがわかる。まず、『和風総本家』について、キー局関係者が言う。
「『和風総本家』は、2018年のリニューアルが大失敗でした。リニューアル前は、局アナを起用したクイズ番組形式でしたが、リニューアルで司会とナレーターが代わり、クイズがなくなり、鈴木福がレギュラーに加わり……といった変更が軒並み不評で、それまでの視聴者がごっそり離れました。テレ東はかつての『いい旅・夢気分』や『美の巨人たち』など、リニューアルでメチャクチャになった例が後を絶ちません」(キー局関係者)
番組をリニューアルする勇気は買いたいが、方向性が間違っているということのよう。一方、『にじいろジーン』は予期せぬ事態が相次いだ。週刊誌の芸能担当記者がいう。
「土曜朝放送の『にじいろジーン』は炎上する要素などゼロの番組でしたが、16年に司会のベッキーの不倫騒動により、望まぬ形で注目されることになりました。ベッキーは結局、“お休み”という形で番組を去り、新たに司会として抜擢されたのが清水富美加でしたが、今度は清水が17年に“出家”して芸能界を電撃引退。2人連続で途中降板という異常事態に、“呪われた番組”というレッテルを貼られました」
ここまでアクシデントが続くと、メイン司会の山口智充には掛ける言葉もないが、『誰だって波瀾爆笑』は対照的な理由だ。
「前身番組の『いつみても波瀾万丈』から28年、逸見政孝氏が司会を務めていた『いつみても平平凡凡』から数えれば29年も続いた『誰だって波瀾爆笑』は、堀尾正明が司会になって12年続きましたが、堀尾の不倫で一気に番組イメージが悪くなり、数字が落ちました。ある時期までは『サンデージャポン』(TBS系)に次ぐポジションにいましたが、スタート当初は苦戦していた『ワイドナショー』(フジテレビ系)がどんどん数字を伸ばし、完全に食われた形です。それだけ不倫に対する世間の拒否反応は強いということですね」(前出・キー局関係者)
山口が不運なら、堀尾はまさに自業自得。いっそのことなら、『波瀾爆笑』の最終回は、自分の人生をたどったほうが、よっぽど“波瀾爆笑”だったかも?
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