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『フリースタイルダンジョン』レビュー

『フリースタイルダンジョン』3代目モンスターは強すぎ? 観客を味方につけたFORKが5連勝!

『フリースタイルダンジョン』(テレビ朝日系/AbemaTV)

 3月24日放送『フリースタイルダンジョン』(テレビ朝日系)のチャレンジャーは、レペゼン名古屋の若手MCである Parmlight(ぱーむらいと)。2016年と17年にUMBの兵庫県予選を連覇した強者だ。

 迎え撃つモンスターは……、いきなりFORKが登場! 1人目がFORKだなんて、いくらなんでもチャレンジャーがかわいそうだ。ただ、両者の名前はパームとフォークなだけに、図らずも”変化球対決”の顔合わせになっているのが面白い。初っ端からのFORKは確かにキツいが、ここで勝てば会場の空気を一気に持っていけるはずだ。

アクシデントに構わず韻を踏み、文脈をつなげるFORK

 1ラウンド目にちょっとしたトラブルが起きた。ルーレットで16小節×2と決まったのに、DJ CELORYのスクラッチミスでバトルが8小節で進んでしまったのだ。 

 まあ、現行ルールが発表された時点でこの手のミスはいつか起こると予想していたし、アクシデントをひっくるめてのフリースタイルバトルである。ここで対応力を見せるのがラッパーのはず。そして、さすがはFORKだった。

「16の2じゃなかったのかって思うけどこれで3本目
さぁ 本音で語ろう こっから素っ裸
俺は勝つよ 裏で『勝ってくる』って言ったから」(FORK)

「素っ裸」と「言ったから」で韻を踏んでいるのはまだわかりやすい。でも、そこからさらに「素っ裸」と「本音」で文脈がつながっているから鳥肌が立つのだ。お見事、FORK! DJのミスを拾い、そのまま構わず踏んでいく対応力に惚れ惚れする。モンスタールームを見るとR-指定と呂布カルマも喜んでおり、彼らもこのライムにはアガったようだ。

 これで会場の空気を持っていかれたParmlightは、空気を取り戻そうと必死。しかし、いくらパンチラインを放っても会場はほとんど沸かない。気を抜いているとFORKがうまいことを言うので、聞き逃すまいとオーディエンスがFORKに集中してしまっているのだ。このバトルはFORKのクリティカル勝ちに終わった。

 3代目モンスターになり、今回でFORKは5連勝。これで2代目時代の無敗記録に並んだ形である。このまま、自身の記録を塗り替えるか!?

 というか、3代目モンスターはやはり強すぎだと思う。R-指定がラスボスということになってはいるものの、実質、R-指定、呂布、FORKとラスボスが3人いるようなイメージさえある。

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