これもコロナ騒ぎの影響か!? 動画配信サービスで人気上昇の意外な3作品とは?
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見逃していた名作も動画配信で気軽にチェック
ハリウッド映画『ムーンライト』も、好評を博している1本。こちらは米国のアカデミー賞で作品賞・脚色賞・助演男優賞の3部門に輝いた折り紙付きの名作。同性愛、人種差別、社会格差、ドラッグ売買などのシリアスな社会問題をテーマにしている一方、月光を浴びたアフリカ系の少年たちが青色に照らされている様子が美しく映し出されています。本作で助演男優賞を受賞したマハーシャラ・アリは、やはりアカデミー賞作品賞に輝いた『グリーンブック』(18年)でも秀逸な演技を見せることになります。でも、藤本さんによると同作の人気は、動画配信ならではの要素もあるそうです。
「気になっていたけど忙しくて見逃していた作品も、配信サービスなら気軽に楽しむことができます。アカデミー賞を受賞した名作ですし、映像はとても美しい。観て決して損はしない作品です。自宅待機が続いてイライラしがちな方も、名作に触れることで心穏やかに過ごしてもらえると思います。まだ観ていない方も、劇場ですでに観ている方にもおススメの作品です」
自宅待機に最適な旅情ミステリー
最後に藤本さんが推すのは、小林稔侍主演の2時間ドラマ。人情派刑事役の小林稔侍が、容疑者に出身地の駅弁を食べさせて自供させてしまうというユル~い旅情ミステリーものです。これまでTBS系で11本がオンエアされてきた人気シリーズとはいえ、ハリウッドの話題作2本の後だけに違和感を覚えてしまいますが……。
「動画配信サービスで、小林稔侍さん主演の2時間ドラマが人気だというと不思議に思うかもしれませんね(笑)。実は僕も最初は半信半疑だったんですが、小林稔侍さんが主演した『税務調査官・窓際太郎』(TBS系)シリーズを試しに配信したところ、思いがけず数字がよかったんです。動画配信はTV放送と違ってCMも入ってないですし、用事があれば途中でストップもできる。おそらく、洗濯物を畳みながらとか、食事の準備をしながらとか、他のことをしながらでも楽しむことができるハードルの低さが人気のようです。
シニア層だけでなく、幅広い層に試聴されているみたいですね。それもあって、小林稔侍さん主演シリーズ第2弾として『駅弁刑事』の配信を始めました。小林稔侍さんが各地の名物駅弁を食べまくり、旅情も味わうことができて、しかもミステリー仕立て。シリーズ第5弾『軽井沢峠の釜めしに亡き妻との想い出…』を観て、僕も釜めしが無性に食べたくなりました。エリート刑事役で小林稔侍さんの息子の小林健さんも毎回出演しています。小林親子の共演を見ることができるのは『駅弁刑事』シリーズだけです。そんなユルさも、2時間ドラマならではないでしょうか(笑)。試しにポチッと配信ボタンを押してみて、つまらないと思えば途中でやめてもいいわけです。気軽に楽しめるのも、配信サービスのよさでしょうね。ウイルス騒ぎが収まって旅行に出かける際の、プランづくりにも役立つドラマだと思います」
他にも面白そうな2時間ドラマの権利が取れれば、配信サービスに挑戦してみたいと藤本さんは語っています。それにしてもコロナ騒ぎの中、小林稔侍親子の共演作が密かに人気を呼んでいるとは意外でした。「風が吹けば桶屋が儲かる」ということわざありますが、動画配信サービスの普及によって、これまで埋もれがちだった作品や俳優が再び脚光を浴びる機会となっているようです。
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