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日刊サイゾー トップ > エンタメ > テレビ  > テレビ朝日の救世主は“アノ男”

高視聴率でもCMスポンサーがつかない!? 経費削減を進めるテレ朝の救世主は“アノ男”か

テレビ朝日

 あれほど高視聴率番組が多いのになぜ?

 2月に発表された各局の「2020年3月期第3四半期決算」で、テレビ朝日が深刻な状況になることがわかった。

「四半期純利益でみると、他の民放4局が前年度比−12%~19%であるのに対し、テレ朝は−66.6%と目を覆いたくなる数字となっている。同局はドラマでは『相棒』『科捜研の女』『ドクターX~外科医・大門未知子~』、バラエティーでは『ポツンと一軒家』が好調で、日テレ続く民放2位の視聴率を誇っています。しかし、テレ朝の高視聴率を支えているのは高齢者層。広告は若い層につきやすいため、CMスポンサー収入で大苦戦が続いている。新型コロナウイルスの感染拡大で、企業はとんでもないレベルの打撃を受けており、4月期から始まる新年度はさらに深刻な状況になることは確実。すでに大規模な人件費の削減が行われ、中には放送作家全員をカットした番組もあるといいます」(スポーツ紙記者)

 そんなテレ朝の救世主となりそうなのが“アノ男”だ。テレビ誌ライターが言う。

「深夜帯で始まる『ナスDの大冒険TV』ですよ。『ナスD』こと友寄隆英氏はテレビ朝日の局員ながら、『陸海空 地球制服するなんて』での破天荒ロケで注目を浴び、一躍視聴率男に。新番組も世界の僻地で過酷なロケを行う冒険バラエティーだといいます。驚くのはイチ局員の冠番組が始まったこと。大物タレントを起用すれば1本200万円~300万円もかかりますが、局員であれば時間外労働手当くらいで済みますから局としては相当にありがたい。テレ朝といえば、『モーニングショー』のレギュラーコメンテーターを務め、その振り切った言動がネット上を賑わすことの多い玉川徹氏も報道局の局員です。これからはこうした『局員タレント』が増えていく流れができそうです」

 テレ朝には、老人に向けた番組作りから脱却し、金をかけずとも面白い番組が作れる「テレビマンの知恵」を見せてほしいものだ。

日刊サイゾー

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にっかんさいぞー

最終更新:2020/03/29 06:30
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