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日刊サイゾー トップ > エンタメ > テレビ  > 事務所からの独立が相次ぐ理由

米倉涼子まで…女優やタレントの独立はなぜ続く? のん&新しい地図の成功が後押しか

のんや元SMAPの独立は結果的に大成功だった?

 仮に前所属事務所といざこざがあったとしても、タレントとして成功を収めるケースが増えている現状もある。

「たとえば、のん(能年玲奈)さんは、前所属事務所であるレプロエンタテインメントを最悪に近い形で独立しました。結果的に、本名でもある『能年玲奈』名義では活動できなくなり、さらに民放の仕事もなくなってしまった。完全に干された形で、ネットなどではレプロに対する批判の声も多い。

 しかし、実際のところは、のんさんは音楽活動もできているし、舞台での女優活動も継続、さらに多数のCMにも出演しています。テレビドラマの露出はなくなったものの、それ以外のメディアでは大活躍しており、売り上げもレプロ時代よりも増えていると言われています。つまり、まったくもって干されていないし、やりたい仕事をできているしで、むしろ大成功を収めている。こういった姿を見て、“自分も独立する”と決断するタレントも増えているのでしょう」(芸能事務所関係者)

 のんと同様に独立後に成功しているのが、新しい地図の3人だ。

「新しい地図の3人も、地上波番組から姿を消しましたが、多数のCMはじめ、ネット番組や舞台、個展、音楽活動などを中心に、自由で充実した芸能活動を繰り広げています。今の時代は、テレビだけが活躍の場ではなく、いろいろな選択肢があるので、旧態依然とした芸能界のルールは機能していないんですよね。

 さらに、のんさんも新しい地図も、“古い芸能界から干された”という意味で同情票が集まっているのもまたポジティブな状況をつくっています。意図せずとも、“弱い立場に追いやられたタレントが頑張っている”という図式になっているので、どんな活動でも応援してもらいやすいという事実もあります」(同)

 もちろん独立の裏側にどんな事情があったのかということも重要だが、いずれにせよタレントが独立しやすい芸能界になったことは間違いないだろう。

日刊サイゾー

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にっかんさいぞー

最終更新:2020/03/26 09:17
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