TBSラジオ『全国こども電話相談室』「芯食ってない」と反省する伊集院光と、子ども目線に立たない赤江珠緒
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3月22日、TBSラジオで『全国こども電話相談室』が放送された。1964年に放送を開始し、2008年に44年の歴史に幕を閉じた名物番組の12年ぶりの“1日限定復活”である。
番組内容に関しては、説明するまでもないだろう。リスナーの子どもたちから寄せられる相談や質問にスタジオの回答者(先生)が答えていくという構成である。気になるのは、相談に答える先生の人選。栄えある復活回の相談者に指名されたのは、伊集院光と赤江珠緒だった。
というわけで、迎えた当日。いざ番組を聴くと、心なし伊集院&赤江が緊張しているのがわかる。
「本を読んだり、虫を触ったりするのが大好きな赤江珠緒先生です!」(赤江)
幼少期は虫捕りが大好きだった赤江先生。虫かごがなければ捕ったセミをパンツの中に入れ、そのまま帰宅したという破天荒な逸話を持っている。この2人が子どもたちにどんな回答を示すのか、期待大だ。
「芯食ってない」伊集院光
1人目に電話をかけてきた小3女子の相談が、いきなりハードだった。
「心や命はなぜ見えないの?」
心は目に見えず、形がない。それはなぜなのか? ピュアに真理を突いた子どもの質問に、大人はハッとさせられてしまう。さらに、少女はしゃべり続けた。これが「詩的なアンサーでは許さない」と言わんばかりの追い打ちになった。
「手術の場面をテレビで見たときに、心は見えないじゃないですか? 肉は見えたけれども、命は見えなかったんです」
あくまで、彼女は物理的な正解を求めている。子どもだましじゃダメなのだ。
このときの心境を、3月23日放送『JUNK 伊集院光 深夜の馬鹿力』(TBSラジオ)で伊集院が明かしている。
「この時点で、俺と赤江珠緒さんは2人とも“絶対、私を当てんなよ”っていう(笑)。俺も目を伏せながら“絶対来んなよ”って思ったら、“じゃあ、最初は伊集院先生”って(電話のお姉さん・近堂かおりに)言われちゃって」
「絶対来んなよ」と思っていたのに振られてしまった伊集院先生は、少女の相談に真摯に向き合った。
「もし心に形があったなら、怒ったときは黄色くなったり、優しい気持ちのときはピンク色になったり……って、先生は子どものときに思ってたの。でも心が見えない理由は、見られると恥ずかしいからじゃないかな。もし考えてることが色や形に出たらイヤじゃない? 先生は考えてることを人に見られたくないことが多いの。だから、見られないように作ってくれたのかなあと思ってるんだけど……」(伊集院)
伊集院の回答は、本心から出たアンサーのはずだ。でも、子どもへの遠慮もちょっとだけ見えてしまう。少しおっかなびっくりに聴こえるのだ。事実、『深夜の馬鹿力』で伊集院は反省していた。
「全然、芯食ってない(苦笑)。“ヤベえ、ヤベえ。俺の思ってたいい先生になってない”と思って」(伊集院)
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